ソフトB・牧原大 生涯ホークス宣言 年俸1億円の3年契約 来季FA取得も「福岡で終わろうと」

2023年12月22日 06:00

野球

ソフトB・牧原大 生涯ホークス宣言 年俸1億円の3年契約 来季FA取得も「福岡で終わろうと」
契約を更改し、会見するソフトバンク・牧原大(撮影・中村 達也) Photo By スポニチ
 ソフトバンクの牧原大成内野手(31)が21日、ペイペイドーム内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、変動制の3年契約を締結し、2000万円増の年俸1億円プラス出来高払いで更改した。来季中に国内フリーエージェント(FA)の資格条件を満たす見込みで、球団から複数年契約を提示され合意。1億円プレーヤーの仲間入りした牧原大は生涯ホークスを誓い、来季セカンドのレギュラー獲りを宣言した。
 会見には牧原大の代理人を務める高橋博美弁護士も同席し、冒頭で変動制の3年契約を新たに結んだと説明した。順調なら来季中に国内フリーエージェント(FA)の資格条件を満たす見込みで、球団から複数年契約を提示されて合意。ベースとなる年俸は1億円プラス出来高払いだ。年俸270万円の育成契約からはい上がり、来季プロ14年目で大台に到達した。

 牧原大は「最初は凄く悩んだ。FAを取って他球団の話を聞いてみたいという気持ちもあった」と複数年契約を提示された当初の気持ちを明かした。じっくり考えるうちに確認できたのは地元・福岡への愛着。「一生、福岡で野球をしたいという思いが強かった。球団から話を頂いて、福岡で(選手生活を)終わろうと思って契約させていただきました」と話した。

 球団の育成ドラフト出身では千賀(現メッツ)、甲斐、石川に続いて4人目の1億円プレーヤーとなった。勲章を手にしたが、「千賀が(5年総額で)100億いっちゃったんで」と苦笑い。今春WBCでともに戦い、ドジャースと10年総額7億ドル(約1015億円)の巨額契約を結んだ大谷と比べ「1000年働かないといけない」と笑いを誘った。

 今年は3月にWBC日本代表に追加招集され、世界一奪還に貢献した。レギュラーシーズンは8月に右手首を骨折して離脱し、91試合に出場で打率・259、2本塁打、32打点だったが、二塁、中堅をこなしてチームに貢献した。

 来季はセカンド一本で勝負する意向だ。昨季わずか2打席届かなかった規定打席クリアを目標に掲げて、「監督も小久保さんに替わられて、新しい選手も入って、一から強いホークスをつくる年になる。レギュラーを獲って、セカンドでゴールデングラブ賞を獲りたい」と意気込んだ。(森 寛一)

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