日本ハム稲葉新2軍監督 “メジャー式キャンプ”導入 全体練習短く個人練習に時間割く

2024年02月02日 06:00

野球

日本ハム稲葉新2軍監督 “メジャー式キャンプ”導入 全体練習短く個人練習に時間割く
歓迎セレモニーであいさつする稲葉2軍監督(中央手前) Photo By スポニチ
 日本ハムの春季キャンプが1日、1軍は沖縄・名護、2軍は沖縄・国頭でスタート。2軍では今季から指揮を執る稲葉篤紀新監督(51)が、新たにメジャー式のキャンプメニューを導入した。例年全体練習は夕方まで行っていたが、この日から3時間半で終了。残りは個人練習に充てるなど、メジャーのキャンプのように自主性に任せ、個の力を伸ばしていく。
  まだ日が高い午後1時半頃。2軍キャンプ地となる沖縄・国頭では、昼食を食べ終えた選手たちがそれぞれの練習をこなしていた。打撃練習に励むものがいれば、筋力トレーニングに励むものも。例年であれば、午後も全体練習が続いていたが、今年は各自が個人練習に費やしていた。

 「あっという間でしたね。今日は練習の時間管理だったり、新たな取り組みをしたので様子を見ようと過ごしました」

 現役時代の41番でなく、新たな背番号90のユニホーム姿で、稲葉2軍監督はこの日から導入した新たな練習法を振り返った。それが全体練習を3時間半で切り上げ、残りは個人練習に充てるメジャー式のキャンプメニューだった。

 昨年までは午前に戦術練習を行い、午後から打撃の行程がスタート。しかし、稲葉2軍監督は「ファームの取り組みは個々のレベルアップ。1日24時間はみんな決まっている中で、3時間半の全体練習を終えた残り20時間半は、個人でどう使おうが良い」と、自主性を重んじて個を伸ばす方針を示した。

 時間の使い方は個人に委ねられると、練習量にばらつきが出る可能性がある。しかし、稲葉2軍監督は「そこは放っておかない」と断言。選手の運動量はデータで把握しており、指揮官は「練習量が少なければ、そこに応じた練習、取り組みをさせるのも我々の役目だと思う」と促していくつもりだ。

 前夜のミーティングでも「24時間は全員平等だが、その使い方で差が出る」と伝えた。新指揮官の下、「育成の日本ハム」の看板を再び輝かせる。(清藤 駿太)

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