阪神・岡田監督、森下に愛のダメ出し連発 157スイングで柵越え1本に「変な打ち方しとったな」とチクリ

2024年02月02日 05:15

野球

阪神・岡田監督、森下に愛のダメ出し連発 157スイングで柵越え1本に「変な打ち方しとったな」とチクリ
セレモニーであいさつする阪神・岡田監督(撮影・須田 麻祐子) Photo By スポニチ
 阪神・岡田監督が森下に愛のあるダメ出しを連発した。157スイングで柵越えがたった1本に終わった期待の2年目に対し「変な打ち方をしとったな」とチクリと苦言を呈した。
 チャンピオンフラッグがスコアボードに掲げられる中で迎えた初日。練習前のセレモニーのスピーチでは「連覇」を4度口にした。表情も口調も優しかったとはいえ、V2に向けた強い思いが、成長途上の23歳への警鐘に垣間見えた。12年に大リーグで3冠王を獲得したミゲル・カブレラ氏(元タイガース)を参考に取り組む新フォームには、落とし穴が潜む可能性があるとみたようで「今日なんかゴロばっかりやん。打球が上がったら、差し込まれたポップフライばっかりやろ。自分で飛ばない打ち方をしてるだけやないか。1軍で首をひねるなって言うとけって言うたわ」と、打撃コーチを通じて助言を送った。

 関心はバットにも及んだ。グリップエンドが細い、大リーグ最多4256安打のピート・ローズ氏(元レッズ)のモデルにも注文をつけた。「本塁打を打ちたいというのと逆行してるやないか。(安打を)4千何本も打つつもりなんか」。とはいえ、これらは期待の裏返し。スイングも道具も「(本人の中で)まだ完成品がないからな。いろんなことを試して、自分が一番いい感じのところに、まずはたどり着かなあかんわな」と温かい目で見守る考えだ。

 思うように打てなかった森下だが「初日なので、自分もうまくいくとは思っていない。言われたことは素直に受け入れて、やってきたことはぶらさないようにしたい」と平然。指揮官に認めさせるキャンプが始まった。(倉世古 洋平)

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