日本ハム・北山 ドジャース由伸を完コピ 無駄な動き省きすり足フォームで制球力アップ

2024年02月02日 06:00

野球

日本ハム・北山 ドジャース由伸を完コピ 無駄な動き省きすり足フォームで制球力アップ
ブルペンで投げ込む北山(撮影・高橋 茂夫) Photo By スポニチ
 体を垂直にしたノーワインドアップから、すり足で左足を踏み込む。帽子のつばまで真っすぐだ。ブルペン投球で日本ハム・北山が見せたフォームは、オリックスからドジャースに移籍した山本そっくり。しかし、決してただのモノマネではないと強調した。
 「同じ取り組みをやる中で、行き着いたところに近いものがある。見た目は一緒なんですけど、中身は違うという感じ」

 “山本風フォーム”に変貌した理由の一つには、山本のトレーニングを指導してきた矢田修氏に1年目のオフから師事していたことがある。今年1月も週4回通い、山本と同様にやり投げトレやブリッジ、3点倒立などのメニューをこなして体幹を強化してきた。「いかなる時も体幹が安定している状態が理想」。この日も後ろ向きから回転して投げるなど、投球した60球の中で工夫を凝らした。

 さらに「方向性を明確にする意図がある」とも説明。左足を大きく上げず、鋭いテイクバックにして無駄な動きを省くことで、制球を安定させる狙いがある。「無駄な動きを減らす中でこれが目指すべき形」。西武・豆田や楽天・内、広島・日高ら山本似フォームの投手は増加。当の山本は米国へと渡ったが、その輪は着実に広がりを見せている。

 開幕ローテーションの座を争う中で、新庄監督から「投手コーチは北山君が凄かったと。先発は面白い」と評価を得た。4日の紅白戦で登板予定の3年目右腕は「実際のマウンドでもより形も精度も良くなってくると思う」と自信を深めた。(田中 健人)

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