阪神、開幕投手争いゴング! 青柳ブルペン一番乗り27球 伊藤将は直球のみ25球 早くもアピール合戦

2024年02月02日 05:15

野球

阪神、開幕投手争いゴング! 青柳ブルペン一番乗り27球 伊藤将は直球のみ25球 早くもアピール合戦
ブルペンで笑顔を見せる阪神・青柳(撮影・須田 麻祐子) Photo By スポニチ
 復権を期す右腕が、開幕投手争いの号砲を打ち鳴らした。阪神・宜野座キャンプのブルペン一番乗りは青柳。「年功序列で準備ができた順なので」と苦笑いで首を振っても、にじむ決意は一番なのに変わりなかった。
 「勝負しないといけない立場だし、自分のやるべきことをやって自分のボールを投げれば結果はついてくる。開幕投手、開幕ローテを狙っていく」

 変化球を交えて27球の試運転に「いいボールがいっていたし、いい感じ。自分で言うのもなんだけど結構良かった」と手応えはある。1月から約2週間行った静岡・沼津での自主トレの成果も着実にボールに出始めている。そして、2年連続を狙う開幕投手への思いも改めて強くした。

 「先発でやる限りはそこが目標になってくる。選ぶのは監督、コーチですけど、やる立場としては開幕第1戦に投げたいとみんな思っている。自分はそこに投げると思って準備するだけ。みんなで切磋琢磨(せっさたくま)すればいい」

 そんな先輩の言葉に呼応するように、2番目にマウンドに姿を見せたのは伊藤将だった。過去に合同自主トレをともにしたことがあるOBの能見篤史氏が現役時代に取り入れていたキャンプ序盤は、ひたすら直球を投げ込む調整法を継続。25球を投げた左腕は「(しばらくは)真っすぐオンリーでやりたい。(昨年も)良かったので、それを継続してやっていけたら」と汗を拭った。

 青柳に負けじと、4年目を迎える伊藤将も、自身初の開幕投手に並々ならぬ意欲を示してきた。昨年11月にチーム内では最速で「そこを目指す」とロックオン。この日も「言っている通り。(開幕投手に)なれるように。そこを目指してやっていく」。

 大本命は昨季MVPの村上でも、左右両輪の熱意は半端ではない。夏日となった宜野座をさらに熱くした、開幕バトルのゴングだった。(遠藤 礼)

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