阪神・岡田監督語録「宜野座は初日が雨の時だけBクラスなんよな」 佐藤輝の守備「強いところってある?」

2024年02月02日 05:15

野球

阪神・岡田監督語録「宜野座は初日が雨の時だけBクラスなんよな」 佐藤輝の守備「強いところってある?」
暑いキャンプ初日を終えた阪神・岡田監督(撮影・大森 寛明) Photo By スポニチ
 阪神の岡田監督が1日、宜野座キャンプ初日を終えた。
 「いやー、暑いな。汗かいてきたわ」

 ―2500人が来た。
 「ああ、そう。こんなん初めてやろな、俺はコーチ1年があったから、(宜野座は)8年目やもんな。(自分が携わった)8年間で、初日が雨の時だけBクラスなんよな。2004年よ。だから、それを考えたら天気良すぎや(笑い)」

 ―いい雰囲気でスタートできた。
 「いやいや、まあ昨日のミーティングから選手の前でしゃべっても、俺が何を言おうと、分かってますよっていう感じやな、みんな(笑い)」

 ―門別を今年初めて見た。改めての印象は?
 「良かったんちゃう?この時期で、ずっと平均して147(キロ)くらい投げとったって言うとったからな。6とか7とか」

 ―オフからの上積みを感じたか。
 「いやいや、11月に安芸で見てな、これは当然1軍のキャンプに連れていくという感じの投球だったからな。ひと冬越して、自分なりに自主トレをやってきたという感じもするし。11月と比べて全然ね、2カ月間ほとんどピッチングをしてないわけだからね、でも全然、遜色がないような感じで投げてたからね」

 ―門別を見ている時は笑みもこぼれていた。
 「いやいや、もうピッチングが終わるなと思ったからや(笑い)。飯を食うてないから、腹が減ったなと思って(笑い)」

 ―椎葉の印象は?
 「いやいや、スムーズな投げ方というかな、力感はないけど、ボールはけっこう来てるというか。今日は、最初、コントロールは関係なしにして、高めの真っすぐを投げろって言うとったんや。安藤(投手コーチ)にも、ピッチャーにもな。低めを意識せんでええから、高めに真っすぐな。けっこう力強いボールがいってたみたいやで、キャッチャーに聞いてもな」

 ―坂本に受けさせたかった?
 「まあ、なあ。あの辺が受けとかなあかんやろ。新人の椎葉だけでなく、門別は去年2試合に投げたけど、茨木にしても梅野も坂本も受けてないからな、今年に関しても」

 ―ゲラは投げなかった。
 「明日(2日に)投げる。2日目と4日目に投げるって言ってたわ」

 ―今日からは投げなくていいと言ったのか。
 「別にそんなん投げんでええって言うて。そんなに慌てて」

 ―ビーズリーはコンディションが悪い。
 「ビーズリーは張りがあるとか言ってたな。まあこのクールは投げへんと思うけどな」

 ―2軍に行かす状況ではないか。
 「いやいやそんな感じじゃない」

 ―バッター陣の印象は?
 「うん、まあでも初日やからな、それは。まあ別にどうこういう問題じゃないよ、はっきり言ってね」

 ―森下は打ち方を変えた。
 「なんかな。変な打ち方しとったな」

 ―いろいろ試せる時期。
 「速攻でバッティングコーチに言っといたわ。あれじゃ打てへんのちゃうかって」

 ―打球がなかなか上がらない。
 「そのために、特打を見とったんや、今日は」

 ―ティーの時も話をしていた。
 「あれは、今回、バットを何本持ってきてるかを聞いてこいって言うたんや。去年3本やで、キャンプで。おまえ、そんな選手おらんやろ(笑い)。だから大山とか佐藤とかにバットを借りとったやんか、去年。1カ月もキャンプをするのに、バットを3本しか持ってけえへんやつなんて、どないなってんねん思たけど。今年も3本とか言っとったな。まだ自分のスタイルというかな、これだというバットというか、しっくりくるバットがまだないんやろな、結局」

 ―コーチに伝えた打ち方は?
 「初日やからどうこうせいじゃなく、それやったらボールが上がらへんのちゃうかって言っただけや。だって、今日なんかゴロばっかりやん。上がったら差し込まれたポップフライばっかりやろ、結局は。自分で首ひねっとったからな。おまえがそんな打ち方にしてるやないかって言うとけって言うて。1軍で首ひねるなと」

 ―力が伝わってない。
 「変な打ち方をするから、首をひねらんとあかんねや。打球も自分ではおかしいと思うんやろな。力を入れてるのに、ボールが飛ばんみたいな。バッティングはコツやからな。それをわからんとあかん。まだまだキャンプ長いから大丈夫やと思うけど」

 ―試行錯誤を見守っていく?
 「試行錯誤ってまだええ時がないやんか。(本人の中で)完成品がないからな。試行錯誤より、いろんなことを試して、そこにまずたどり着かなあかんわな。自分が一番いい感じにな」

 ―まだ迷ってる感じ
 「迷ってるよな」

 ―ノイジーとミエセスの特打中はブルペンにいた?
 「だから、ノイジーを見てないんだよな。シートノックが終わってからブルペンに行ったからな」

 ―バッティングフォームの話もした。
 「昨日、話をしたよ。ミーティングの後に」

 ―今日、ノイジーはバットを寝かしたままだった。
 「バットを立てると、しっくりこないというな。立てるという意味をちょっと考え違いしてるんじゃないかと昨日、言うた。それで納得しよった」

 ―佐藤輝の打撃は?
 「まだ、今日は良かったよ。そんなに悪くなかったよ、今日な」

 ―自主トレの成果が見られるか。
 「あんなの技術的なことやからさ。他のところで違う打ち方をやって、結果的に数字が残ればいいけど、そら分からへんからな。バッティングは相手が崩しにくる、受け身になるから。だからこれでいいとか、2月1日に言われへんよ。だって去年でも大山なんか全然打たんかったやんか。そやろ? オープン戦で、あいつは全然打ってへんよ。でも変えることなくやっていったら、いい結果が出たわけやんか。バッティングなんて難しいから、すぐ結果なんて出えへんよ。これやと思ったことを地道にやって最終的に結果が出たらな、そら自分のもんになるけどな。結果が出ないからちょっと変えようとか、そんなこと繰り返してたら絶対にバッティングなんか自分のものになれへん。難しいんやから、バッティングは」

 ―特守では逆シングルを練習した。
 「知らん、俺、そんなにいっぱい見られへん。体ひとつやのに」

 ―初日から取り組むのはいいこと。
 「取り組むって、守備コーチが決めたんやろ。いや、だから俺は知らん」

 ―馬場コーチは逆シングルの強化を口にした。
 「まあ弱いというか、強いところってあんまりないんちゃう?どこが強いかって言われたら、分からへんけど。まあ、そんなのもう反復練習やんか。受けた数ほど上手なるわ、守備はバッティングと違ってな。相手に崩されへんやん。きたボールをしっかり自分の姿勢で捕るというな」

 ―04年の初日は雨?
 「2004年は石川の室内でスタートしたやないか。海沿いで、まだ人工芝じゃなしに、赤土で。そうや、2004年は最初は向こうスタートやった。こっちでセレモニーもできへんかったんや。セレモニーの前に石川の室内に移動したと思うよ」

 ―2005年は晴れてたのか?
 「05は快晴やんか。18度くらいで、今日みたいなこんな晴れじゃないけど」

 ―じゃあ連覇が楽しみ。
 「なんでや。そんな天気で決めることじゃない(笑い)。そんなんお前らが調べとけよ(笑い)」

 ―ところで、監督はバット選びは、プロ何年目でしっくりきたか。
 「いや、だって俺は大学の時から同じバットを使ってる。圧縮やったからな、木のバットには変わりないけど」

 ―森下はこれというものを早く見つけるべき?
 「森下に聞いてやったらええねん。誰のモデルにしたのかって。みんな知らんよな。俺もびっくりした。なんかあれやで、ピート・ローズ型にしたんや。よう名前を知っとったな」

 ―ミズノのバット工場に行って作った。
 「ミズノがピート・ローズ型なんか分かるのかな。ピート・ローズとか、森下の親父も知らへんで。多分。俺よりもだいぶ上の人間だもんな。ピートローズって安打製造器だから、お前(森下)がホームラン打ちたいというのと逆行してるやないか。そういうことやろ」

 ―3割打ってくれれば。
 「そら3割ヒットを打ってくれればいいけど。なんなん、ようわからんな。ピートローズ型ってきたから、え?って思ったわ」

 ―森下は身体も大きくなった。
 「いやあどうやろ。そんなわからへんわ。ずっとみてるから分からへんけど。ピート・ローズはすごいで。四千何本打っとるからな。(森下も)四千何本打つつもりなんかなあ」

 ―アメフトや大相撲にも挑戦した。
 「まだこれやっていうのがないんやろな。色々探ってるいうかな、自分に何が合うか、そういう感じかも分からんな」

 ―これまで指導してきた中でもいないタイプか。
 「まあそんなことはないけどなあ。野球をすることに限っては、どうってことないけど…。なんか発想がなんかな。トレーニングとかバットの発想がな。まだまだええんちゃうか。2年目やから色んなこと試してな」

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