大野豊氏 直球、チェンジアップが目を引いたルーキー滝田 川口和久に似たフォームは武器になる

2024年02月02日 05:45

野球

大野豊氏 直球、チェンジアップが目を引いたルーキー滝田 川口和久に似たフォームは武器になる
大野豊氏 Photo By スポニチ
 【大野豊 CHECK】ブルペンでは新戦力に注目した。新人では高、滝田、赤塚。特に滝田は星槎道都大・二宮至監督の依頼で昨春の広島・呉キャンプで指導したことがあり、当時から直球の強さ、チェンジアップが目を引いた。
 まだ初日。緊張感を差し引いても、直球に力があって、球速が違う2種類のチェンジアップも武器になりそうだ。一方でスライダーは制球に課題がある。まずは長所を伸ばしてほしい。体の使い方は独特だ。2段気味のモーションで少し腰をひねる動作が入る。打者はタイミングをずらされるかもしれない。足を上げるところまでは川口和久に似ている。クイックが入ったらどうなるか。実戦を見てみたい。

 新加入の日高は周りに流されず丁寧に1球ずつ投げ、自分の間を持っていると感じた。内間も前評判通りパワー型だ。高卒2年目の斉藤はまだ下半身の使い方に課題があり、ポテンシャルを出し切れていない。逆に楽しみでもある。

 順調なら先発陣は大瀬良、九里、床田、森下の4人が確定。若手がどこまで食い込んでいけるか。黒原、益田らも含めて可能性を秘めた人材は多く、投手王国への期待感が高い。(スポニチ本紙評論家)

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