朗希弟の中大・佐々木怜希は「巨人西舘ルート」へ 兄からは「おめでとう」と祝福受けた

2024年02月02日 11:17

野球

朗希弟の中大・佐々木怜希は「巨人西舘ルート」へ 兄からは「おめでとう」と祝福受けた
1日に入寮し2日に初練習に臨んだ佐々木怜希(撮影・柳内 遼平) Photo By スポニチ
 大船渡の最速143キロ右腕・佐々木怜希は2日、東都大学野球リーグ1部の中大の練習に初参加した。兄はロッテ・佐々木朗希投手。1日に入寮し、翌2日に臨んだ初練習。「始めての練習でレベルの高さを感じました。体をつくって秋のリーグ戦に投げられるように頑張りたい」と気持ちを新たにした。
 大船渡では2年秋から投手に転向しながら3年夏には最速143キロをマークした右腕。甲子園出場など輝かしい実績はないが、投球フォームはドジャース・山本由伸そっくりで曲がりの大きなスライダーが一級品だ。

 昨秋には同じ岩手の花巻東から中大に進んだ右腕・西舘勇陽投手がドラフト1位で巨人入りした。「夏の大会が終わるまでは大学で野球をやる考えはなかった。悔しい結果で終わってしまって、そこから大学で野球をやりたいと思って高校の監督さんといろいろ話して、行ってみて、その中で一番中央大学さんが魅力的だなと思いました」と佐々木。高校3年時に急成長を果たし、見事に東都リーグの名門でプレーできる資格を得た。

 大船渡では2年秋まで遊撃手としてプレー。投手としての経験も少なく将来性は豊富。昨夏には2球団スカウトが視察しており「西舘ルート」でプロ入りを目指せる立ち位置にいる。日本球界を代表する投手になった兄・朗希からは「おめでとう」と進学を祝福された。「プロは大学でしっかり結果を残せたら」と見据える佐々木。輝く未来に向け、第1歩を踏み出した。

◇佐々木 怜希(ささき・れいき)2005年(平17)4月25日生まれ、岩手県出身の18歳。小3から猪川野球クラブで野球を始める。大船渡一中では軟式野球部に所属。大船渡では高2の秋から投手に挑戦し、今春から背番号1。兄はロッテの朗希。50メートル走6秒2、遠投100メートル。好きな選手はドジャース・山本由伸。1メートル78、72キロ。右投げ右打ち。

<東都リーグで友と対決へ>大船渡一中では仙台育英の左腕・仁田陽翔(3年)、花巻東の右腕・北條慎治(3年)とチームメートだった怜希は「小さい時から決めていた」と大船渡に進学。1年秋からベンチ入りし主に「1番・遊撃」で出場した。2年秋に強肩に目をつけ、投手転向を打診した新沼悠太監督は「将来的には150キロを狙える」と期待していた。仁田は東都2部の立正大、北條は東都1部の青学大へ進学。友との「再会」へ腕を磨く。

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