大谷翔平 2戦ぶり安打は一塁内野安打 一塁から激走生還し、ベンチでヘイワードから飲み物差し入れ

2024年04月04日 11:53

野球

大谷翔平 2戦ぶり安打は一塁内野安打 一塁から激走生還し、ベンチでヘイワードから飲み物差し入れ
スミスの左翼線二塁打で一塁から生還したドジャース・大谷(AP) Photo By AP
 ドジャースの大谷翔平投手(29)が3日(日本時間4日)、本拠でのジャイアンツ戦に「2番・DH」で先発出場。第2打席で1日のジャイアンツ戦以来、2試合ぶりの安打とする一塁内野安打を放った。
 1-1の3回先頭で迎えた第2打席。22歳の若手左腕カイル・ハリソンとの2度目の対戦で1ボールから2球目の内角速球に詰まらされながら一、二塁間へ。一塁ベースカバーに入った投手との競争となり、大谷の足が上回った。さらに4番のウィル・スミスの左翼線への二塁打で大谷が本塁まで激走。一塁から一気に本塁へ生還して勝ち越しのホームを踏んだ。ベンチで出迎えを受けた後は、腰の張りで負傷者リスト入りしているジェイソン・ヘイワードから飲み物を渡される微笑ましい場面もあった。

 2日のジャイアンツ戦でチームは1890年のナ・リーグ加入から135年目、球団初の開幕8試合連続5得点以上と爆発する中、大谷は3打数無安打。開幕から8試合、37打席連続本塁打なしは自己ワーストを更新していた。

 ドジャース打線は1番のムーキー・ベッツが打率.500、3番のフレディ・フリーマンが打率.414、4番のウィル・スミスが打率.429と絶好調な中、大谷はここまで打率・242、本塁打なしと低調だった。この安打を復調へのきっかけとしたいところだ。

 初回は絶好調の1番・ベッツが安打で出塁し、無死走者なしで第1打席を迎えた。22歳の若手左腕カイル・ハリソンとの初対戦で2球で簡単に追い込まれると、最後は87マイル(約140.0キロ)の低めのチェンジアップにタイミングを外されてバットが空を切った。これで開幕からの連続打席ノーアーチは38打席となった。

 4-1で迎えた4回2死一塁の第3打席はカウント1-2から2球連続ファウルで粘ったが、6球目の速球にやや差し込まれて左飛に倒れた。

 大谷の開幕に限らない連続本塁打なしのワースト記録は、2022年の22試合&93打席連続。その年の34本塁打目を放った9月11日のアストロズ戦の第1打席の後、シーズン最終戦だった10月5日のアスレチックス戦まで本塁打なしに終わった。また、昨季の最後の本塁打は8月23日のレッズ戦の第1打席での44号となっている。

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