阪神・ゲラ160キロで球場沸かせた「声援も凄くて、自分にとっても衝撃的だった。気持ちが高ぶったよ」

2024年04月04日 05:15

野球

阪神・ゲラ160キロで球場沸かせた「声援も凄くて、自分にとっても衝撃的だった。気持ちが高ぶったよ」
<神・D>8回、石上を空振り三振に仕留めてガッツポーズするゲラ(撮影・北條 貴史) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   阪神5-2DeNA ( 2024年4月3日    京セラD )】 球速表示で京セラドームに歓声が沸いた。160キロ。勝利を呼ぶ男、ゲラが登板2試合目で本領発揮だ。8回2死から石上への初球に来日最速をマークすると、3球目にも再び160キロで空振り三振。迫力のスピードだ。
 球団では4人目の160キロ台。3月31日の巨人戦に続く連続ホールドで、今季のホーム初勝利にしっかり貢献した。

 「調子も良かったし、あそこは三振を狙いにいった。声援も凄くて、自分にとっても衝撃的だった。気持ちが高ぶったよ」

 スピードだけじゃない。遊撃手としてメジャー経験を持つ野球センスでピンチを切り抜けた。1点リードの8回から2番手として登板。先頭の関根に右前打を許し、続く山本の捕犠打で1死二塁。ここで見せたのが冷静な状況判断でのけん制だ。素早い送球に二走・関根は戻れず、1―6―5でタッチアウトに封じた。

 「内野から声がかかったんじゃなく、ランナーの動きを見てだね。怪しかったので、様子を見たら、ああいう形になったんだ」

 オープン戦初登板の2月25日の中日戦(北谷)でも一塁けん制死を奪い、「(ライバルに)見せんでもええのに」とうなった岡田監督も「(走者が)出ても慌てない。けん制も落ち着いていた。最後は力入れてましたね」と評価をさらに高めた。

 「いい野球で勝てたのでうれしい。守りも良かったし、逆転だし、忘れられない」と新助っ人は興奮を隠しきれない。日本での生活を支えるエイミ夫人にも、虎党の歓声というプレゼントを贈ることができた。(鈴木 光)

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