ヤクルト“鬼門”広島で今年も勝てず…リリーフ乱調で痛恨2連敗に高津監督「ズルズルいかないことが大事」

2024年04月04日 22:34

野球

ヤクルト“鬼門”広島で今年も勝てず…リリーフ乱調で痛恨2連敗に高津監督「ズルズルいかないことが大事」
<広・ヤ>8回に逆転されベンチでぼう然とする高津監督(撮影・奥 調) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   広島6―3ヤクルト ( 2024年4月4日    マツダスタジアム )】 ヤクルトが今年も“鬼門”で苦しめられた。敵地で広島に2連敗を喫し、首位の座を明け渡した。
 昨季はマツダスタジアムで1勝11敗1分けという成績に終わったが、今季初のカードでも2連敗を喫した。連敗はともに救援陣が踏ん張れなかったことが敗因だ。

 この日の先発・高橋奎は「ストライク先行でどんどん勝負できる理想的な投球内容だった」と振り返るように、7回5安打2失点(自責点0)と見事な投球で試合をつくった。ただ、1点リードの8回から投入したセットアッパーの清水が誤算だった。先頭・野間の二塁打をきっかけに2安打1四球で試合をひっくり返されて降板を命じられた。3番手・嘉弥真も連打を浴びて突き放され、この回だけで4点を奪われた。

 痛恨の逆転負けに高津監督も「先発の(高橋)奎二があれだけ投げたので、逃げ切らないといけないゲームだった。いろいろなところで悔いが残るというか、そんなゲームだった」と悔しさをにじませた。

 清水は2日の広島戦でも1回2安打1失点で今季初黒星を喫している。これで自身2連敗となり「修正しないと引きずってしまう。状態が良くないなりに何とか抑えないといけないポジションなので、そこはしっかりやっていきたい」と前を向いた。

 守護神・田口は状態が良くないと判断され、開幕戦の1試合を投げただけで2軍調整を命じられた。クローザー不在という状況だからこそ、ブルペン陣が一丸となって勝ちを呼び込まなければいけないだけに、指揮官は「ズルズルいかないことが大事。気持ちを切り替えて、また原点に戻って、基礎に戻ってやれることをしっかりやる。難しいことを頑張るというところはもう一回、確認したい」と強調した。

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