巨人・小林誠司「勝つために智之らしい投球をしてくれた」 今季初出場で完封リレーに導く

2024年04月04日 21:53

野球

巨人・小林誠司「勝つために智之らしい投球をしてくれた」 今季初出場で完封リレーに導く
<中・巨>6回、犠打を決め、チームメートに迎えられる小林(中央)(撮影・木村 揚輔) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   巨人2―0中日 ( 2024年4月4日    バンテリンD )】 巨人の小林誠司捕手(34)が開幕6戦目となった4日の中日戦(バンテリンD)で336日ぶりスタメンマスクをかぶり、チームの連敗を3で止める完封リレーに導いた。
 2019年以来5年ぶりとなる7番に入り、昨年5月4日のヤクルト戦(東京D)以来336日ぶりとなるスタメンマスク。2017年に最優秀バッテリー賞を受賞した同学年の盟友・菅野智之投手(34)と2022年6月17日の中日戦(バンテリンD)以来657日ぶりとなる先発バッテリーを組んだ。

 マウンドの菅野は初回、初登板の硬さから1番・三好をいきなり四球で歩かせたが、終始危なげない投球。4回、5回、6回と走者を出しながらも全て併殺で切り抜け、7回4安打無失点の好投を見せた。

 菅野降板後も小林は、2試合連続の救援失敗で連続敗戦投手となっていた中川を今季初めて3者凡退投球に導き、最後は守護神・大勢の3者連続奪三振投球で締めくくり、完封リレーを完成させた。

 小林は開幕5戦目まで出番がなく、これが今季初出場だった。だが、3月20日に行われたロッテとのオープン戦(東京D)でも4回無安打無失点と結果を残した菅野との“最強バッテリー”はこの日も健在。菅野はマウンドでも終始リラックスした表情で、小林の好リードでポンポンとテンポのいいピッチング。イニングの合間にも小林に向けて笑顔を見せていた。

 今季初出場でチームの勝利に大きく貢献した小林は「チームが連敗中でしたけど、勝つために智之らしい投球をしてくれたと思います。さすがだと思います。いいテンポでいったからこそ、いいプレーが生まれたと思う。みんなで勝てた試合だと思います」と菅野だけでなくチーム全員を称えた。

 課題の打撃では安打こそなかったものの、4回の第2打席で左上腕部をかすめる死球で出塁、6回の第3打席では無死一塁できっちり犠打も決めた。

 捕手の先輩である阿部慎之助監督(45)も「落ち着いてできたし、1個デッドボールもらったんでヒットと一緒だから」とちゃめっけたっぷりに小林の存在感を称えていた。

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