【大谷翔平と一問一答】開幕41打席目の一発に「かなり長い間打ってない」好調打線に「むしろ助けられた」

2024年04月04日 14:44

野球

【大谷翔平と一問一答】開幕41打席目の一発に「かなり長い間打ってない」好調打線に「むしろ助けられた」
囲み取材に応じる大谷(撮影・柳原 直之) Photo By スポニチ
 【ナ・リーグ   ドジャース5-4ジャイアンツ ( 2024年4月4日    ロサンゼルス )】 ドジャースの大谷翔平投手(29)が3日(日本時間4日)、本拠でのジャイアンツ戦に「2番・DH」で先発出場。開幕から自己ワースト40打席不発で迎えた第4打席で移籍後初本塁打となる今季1号を放つなど、4打数2安打1打点で5-4の勝利に貢献した。ジャイアンツ3連戦はこれでスイープとなった。
 待ちわびた瞬間がやってきたのが4―3の7回2死走者なしの場面だった。左腕テーラー・ロジャースに対し、カウント3-1からの速球を強振すると、強烈な打球は右中間席で弾んだ。大熱狂の中、ダイヤモンドを一周した大谷はベンチでナインに出迎えられると、安どした様子を見せた。テオスカー・ヘルナンデスにはひまわりの種をぶつけられる手荒い祝福もあった。

 2日のジャイアンツ戦でチームは1890年のナ・リーグ加入から135年目、球団初の開幕8試合連続5得点以上と爆発する中、大谷は3打数無安打。開幕から8試合、37打席連続本塁打なしは自己ワーストを更新していた。ここまで打率・242、本塁打なしと開幕から苦しみ抜いた末にようやく飛び出した一発に今季2度目の完売で本拠地ドジャースタジアムに詰めかけた5万2746人のファンも大熱狂した。

試合後の大谷の一問一答は以下の通り。

――ボールは戻ってきましたか?
「戻ってファンの人と話して、いただけるということだった。僕にとっては特別なことだったので、ありがたいなと」

――初本塁打が出たことについては。
「自分の中ではかなり長い間打ってないなという感覚だった。バッティング自体もそこまで良くなかったですし、まず1本出て安心しているのが率直なところだと思います」

――1点差の場面で出た本塁打についてどう思うか?
「結果的に5-4で勝ってその1点で勝てたのは後半のいいところで1本打てたのは良かった。僕だけじゃなくオフェンス全体的に相手にプレッシャーをかけ続けていたのがよかったと思います」

――ボールはじっくり見えたか?
「徐々に良くなっていると感じていましたけど、その中で結果につながるかどうかが全然違うと思うので、そういう意味では良かったと思います」

――多少フラストレーションは感じていたか?
「そうですね。僕の中では長かったなという印象が強いので、早く打ちたい、早く打ちたいなっていう気持ちがいいアットバット(打席)からかけ離れていくという状態だったので、これを機に自分の打席を継続したいなと思います」

――記念球と何か交換したか?
「僕はハット2個とバット1本ですね。サインも書きました」

――体調はどうだったか?咳き込んでいるようにも見えたが。
「みんな流行っているので、ここ数日は。だいぶ良くなりました」

――ちょっとしたタイミングのズレがあったと言っていたが、アジャストできた?
「タイミングと距離が違うかなと思っていたので、無理矢理早くするのも長期的に見ると自分の打ち方からかけ離れていくという意味ではよくない方向ですし、我慢しながらちょっとずつ調整していくのが大事かなと思います」

――ベンチに戻った時にテオスカー・ヘルナンデスからひまわりの種をかけられた。
「僕の中で長い間隔だったので、ああやってやってもらって、グラウンドの外のところでもいろいろみんなからサポートしてもらって、選手、スタッフのみなさんもそうですしありがたいと思います」

――ホームランを打つ前にきっかけになるような感触は?
「ケージでもいろいろ試したり、コーチやロバーツ監督もそうですし、バッティングピッチャーもいろいろこれやってみたら、あれやってみたら、ここがどうなってるとか調整法も含めていろいろ話ながらサポートはしてくれている。自分が結果につなげられるかどうかがコミュニケーションの1つとしても大事かなと思うので、そういう意味ではよかったなと思います」

――走塁で一塁から一気に本塁生還したが、あそこはいけると思ったか。
「1アウトだったので、ライナーバック。最初はライナーだと思って止まってはいたので、どうかなとは思いましたけど。(三塁コーチも)思い切り回していましたし、僕も行けると思っていました。いい判断だったと思います」

――ベッツやフリーマンらが凄く打っていることについてはプレッシャーはあったか?
「そこはないですね。むしろ助けられてるなと。調子が悪い中で無死三塁、1死三塁の状況で、別にヒットじゃなくてもチームに貢献できる状況があったので、むしろ助けられているなという印象ですかね」

――技術よりメンタルの方が大きかったか?
「メンタルを言い訳にはしたくないので、そこも含めて技術だと思っています。そこを含めて自分がここまで結果が出ていなかったと思います」

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