慶大・清原ジュニアが初の4番に抜てきされた2つの理由 「身が引き締まる思い」で初打点

2024年04月13日 14:34

野球

慶大・清原ジュニアが初の4番に抜てきされた2つの理由 「身が引き締まる思い」で初打点
<東大・慶大>2回、無失点に抑えた慶大・外丸とハイタッチする清原(右)(撮影・大城 有生希) Photo By スポニチ
 【東京六大学野球春季リーグ戦 第1週第1日第1試合   慶大5―2東大 ( 2024年4月13日    神宮 )】 昨秋の明治神宮大会で日本一に輝いた慶大が5―2で東大を下し、開幕戦を勝利で飾った。
 
 西武、巨人などで通算525本塁打を放った清原和博氏の長男で慶大4年生の正吾は「4番・一塁」で出場し、初回は死球で出塁すると、3回には1死一、二塁からカットボールを捉え、中越えの先制適時二塁打。これで東京六大学野球リーグ戦5試合目の出場でうれしい初打点をマーク。初めての4番で結果を残し「本当に先制点が欲しい中で“必ず犠牲フライを”と思いでバッターボックスに入った。それで本当に結果として抜けてくれたので非常に良かったなと。(初打点は)あまり意識していない。チームが勝てたので」と言葉を弾ませた。

 リーグ戦では初の4番出場。堀井哲也監督は「チームとしてテストはしていた。調子が上がってきているということと、あとは(8番・捕手で出場した)森村が初のマスクなんでね。森村をできるだけ楽なところでという。その2つの理由で」と抜てきの理由を明かした。試合当日朝に4番起用を知ったという清原は「朝に監督から打順を告げていただいて、やっぱり身が引き締まる思いで試合を迎えた。4番の仕事としてキレイなヒットじゃなくて本当に泥臭くやってやろうと思っていました」と心境を振り返った。
 
 昨春のリーグ戦では序盤で先発起用をされるも、結果を残せず。秋はリーグ戦出場がなかった。それでも「1回ベンチを外れてよかったなって今は思える。悔しい思いをしながら、とにかく自分の中で覚悟を持って始めた野球だったので、絶対トップになってやろうと思って、毎日毎日妥協せず練習してきた」と成長につなげた。

 「本当に最高の仲間、最高のチームで日本一を獲って後悔なく1年を終わりたい」と力強く語った新4番打者。プロ入りを目指す勝負の1年、快調なスタートを切った。(柳内 遼平)

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