【関西学生野球】京大 9回無死満塁でサヨナラならず、開幕3連勝逃す

2024年04月13日 14:59

野球

【関西学生野球】京大 9回無死満塁でサヨナラならず、開幕3連勝逃す
<京大・同大>接戦に敗れ整列に向かう京大ナイン(撮影・後藤 正志) Photo By スポニチ
 【関西学生野球春季リーグ第2節1回戦   京大5-7同大 ( 2024年4月13日    マイネットスタジアム皇子山 )】 7回を終わって1―7。京大の勢いもここまでか…誰もが思った終盤にドラマが始まった。
 8回二死一塁から4番・庄倫太郎内野手(4年)が三遊間を破ると、5番・山本陶二外野手(3年)が同大サードのエラーを誘う強襲打で1点を返す。

 さらに二死一、三塁と広がったチャンスに主将の西村洪惇(こうじゅん)外野手(4年)と7番・松本径一郎捕手(2年)、平山統(わたる)内野手(4年)が3連打して一気に5―7。4点を返したのだ。

 近田怜王監督は「同大との試合は先制を許して苦しい展開になると予想していた。でも、選手は全くあきらめていませんでしたね」と振り返る。

 9回もヒットと相手エラー、四球で無死満塁。打順も3番・中井壮樹外野手(3年)で京大クリーンアップに回るからサヨナラ勝ちの期待も膨らんだ。たまらず同大は第2戦先発が決まっていたエース・野辺慧哉(さとや)投手(2年)を投入。中井と庄は三振。山本は一邪飛に倒れて4年ぶりの3連勝は成らなかった。

 「みんなに行けるっていうムードが終盤できていた。野辺君に抑えられましたが、彼のボールは見ることができた。西村と平井。関大戦で打てなかった選手に(ヒット)1本出ましたし、明日も面白い野球ができるんじゃないでしょうか」と近田監督は敗戦の中に手応えをつかんだ様子。京大の“春の嵐”はまだ収まりそうにない。

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