京産大は田村の好投で神院大に雪辱 報徳学園出身の3年生は「プロ目指す」

2024年04月14日 20:59

野球

京産大は田村の好投で神院大に雪辱 報徳学園出身の3年生は「プロ目指す」
<京産大・神院大> 京産大先発・田村 Photo By スポニチ
 【関西六大学野球春季リーグ第2節2回戦   京産大2ー0神院大 ( 2024年4月14日    ほっともっと神戸 )】 京産大先発の田村剛平投手(3年)が8回1/3をゼロ封して神院大との対戦を1勝1敗のタイに戻した。
 田村は初回から自己最速の147キロの直球を投げ込んで連続三振を奪う立ち上がり。今村良平監督は「層状以上の出来。何の文句もない。本当は5回あたりからの継投を考えていたのですが」と話したが、スイスイとゼロを重ねる。9回無死一塁で神院大の主砲、4番・森川凌捕手(4年)を迎えた場面が正念場だった。森川は4試合で2本塁打と当たっている。その森川を空振り三振に仕留めてガッツポーズが出た。続く5番・益田琉亜外野手(3年)の投ゴロをさばいて併殺で試合終了…のはずだった。

 「焦ってしまった。本当に申し訳ない。ごめんなさい」。勝利直後の田村は敗戦投手のようなコメントが並んだ。そのはずだ。二塁送球が高く浮いて、試合終了が一死一、二塁のピンチに変わってしまったのだ。今村監督が動く。「ちょっと、ああいうプレーをしてしまったので思い切って代えました。完封させたかったのですがねぇ」代わった野原元気投手(2年)は一死満塁にピンチを広げたが、後続を断って2―0で神院大に雪辱。1勝1敗に星を戻した。

 0封劇の立役者の田村は「真っ直ぐを中心に、低めに伸びる球を意識して投げました。勝ちを積み重ねて優勝を目指したい」と落ち着いた後は笑顔で話した。報徳学園出身の3年生は「自分たちの代は甲子園に出られなくて。(選抜大会2年連続準優勝は)いい励みになっています」という。「北山(亘基)さんを目標にプロで投げられたら」と日本ハムで活躍する京産大の先輩の名を挙げて今後の精進を誓っていた。

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