ソフトバンク・前田悠 ドラフト1位左腕が次の先発候補筆頭に浮上 小久保監督「楽しみなのは間違いない」

2024年08月20日 05:00

野球

ソフトバンク・前田悠 ドラフト1位左腕が次の先発候補筆頭に浮上 小久保監督「楽しみなのは間違いない」
ソフトバンク・前田悠     Photo By スポニチ
 優勝マジック23と4年ぶりの歓喜へ突き進む中、黄金ルーキーの1軍デビューの可能性はゼロではない。ソフトバンクのドラフト1位左腕・前田悠伍投手(19)が19日、次の先発候補の筆頭に浮上した。前田悠は15日の2軍戦で8回途中無失点と好投。1軍はハイレベルな先発陣がそろっているが、スタンバイOKの状態として首脳陣の評価は高まっている。
 鷹のゴールデンルーキー・前田悠は着々と前進している。ウエスタン・リーグ8試合の登板で2勝1敗1セーブ、防御率1・69をマーク。1軍デビューに向けてのアピールを続けている。

 投手部門を統括する倉野コーチは1軍先発争いについて「ルーキーだからとか、育成から支配下になったからとか、ベテラン中堅とか、そういうのを全部度外視して純粋に現時点の評価で決めている。こっちの投手を上回るものがあれば、当然その選手が投げることになると思う」と言及した。その上で前田悠の現在地について「もちろん、そのために2軍に合流させている。その争いの中に入ってます。1軍で投げたらこういうピッチングかなというイメージができるようになってきた。高卒ルーキーとは思えないスキルを持っている。あとは純粋に球質がどうかというところの競争」と説明した。

 レギュラーシーズンは残り35試合で6連戦は1度しかない。現在の先発は有原、モイネロ、スチュワート、大関の4人に17日のロッテ戦でプロ初白星を挙げた松本晴が加わる陣容。壁は厚いが、前田悠は好投を積み重ねて戦える状態をつくり上げている。前回登板した15日の中日戦(タマスタ筑後)では8回途中6安打無失点の好投を見せた。

 小久保監督も「戦力として、2軍のローテで今のところ松本晴が抜けたら評価が一番手なので。自分の打ち取り方を持っている。ずっとローテで2桁を勝つ投手になるためには、もう一つずつ球の質を上げていかないといけないが、楽しみなのは間違いないですよね」と期待を抱いている。

 前田悠は前回15日の登板後、8回にイニング途中で降板したことを反省し「最後ふがいない形で終わってしまった。自分の詰めの甘さだと思う。動画をチェックして、課題、良かった点をチェックしていきたいです」と課題にしっかり向き合いたいと話していた。実力勝負の世界でチャンスをつかむため、さらにレベルアップを図っていく。(木下 大一)

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