ド軍指揮官 7番にマンシーを置く強力打線復活に「まさに容赦ないラインナップ。ようやく健康な状態に」

2024年08月20日 14:54

野球

ド軍指揮官 7番にマンシーを置く強力打線復活に「まさに容赦ないラインナップ。ようやく健康な状態に」
先制ソロを放ったラックス(左)を笑顔で迎えるドジャース・マンシー(AP) Photo By AP
 【インターリーグ   ドジャース3―0マリナーズ ( 2024年8月19日    ロサンゼルス )】 ドジャースの大谷翔平投手(30)が19日(日本時間20日)、本拠でのマリナーズ戦に「1番・DH」で先発出場。第1打席で3試合連続安打とする左前打を放った。安打はこの1本のみで今季3度目の3戦連発はならなかったが、右脇腹痛から復帰したマックス・マンシー内野手(33)が復帰後初アーチとなる2ラン。先発のギャビン・ストーン投手(25)がリーグ4位タイの11勝目を挙げ、投打がかみ合って2連勝とした。
 試合後、取材に応じたデーブ・ロバーツ監督は、開幕時のようなベストオーダーに近づいたとの質問に「その通りだ。ラックスはブレイクしてからずっと好調だ。彼が5番に入って本当に良かった。9番を打ったエドマンも内容も良く、安打もあり、安打性の当たりもあった。マンシーが7番を打っているんだからまさに容赦ないラインナップになった。そして今夜のホームランだ。彼は大したもんだ。彼が本塁打し、我々に余裕が生まれた。ポジションプレーヤーがようやく健康な状態になったことが本当にうれしい」と喜んだ。

 また、自己最多10三振を奪う快投を見せたストーンについても「素晴らしかった。内容も本当に良かった。初球ストライクがとても効果的だった。彼はゾーンを存分に使っていた。彼はプラン通りにやってのけた。カーブ、ツーシームも使い、相手打者のバランスを崩し続けた。三振も多く今夜は本当に良かった」と絶賛していた。

 大谷は初回は右腕ウーとの対戦。カウント2―2と追い込まれたが、内寄りのシンカーにやや詰まらされながらも内側から出したバットでうまく流し打ち、三遊間あたりを守っていた三塁手の右側を抜いて左前打とした。1番打者として初回に安打を放つのは21試合ぶりとなった。その後、大谷は二盗を試みようとして一塁けん制に誘い出される場面もあったが、うまくフェイントを入れて相手の挟殺プレーを回避し、回り込んで一塁ベースへヘッドスライディングで戻った。

 先発右腕ストーンがキャリアハイの10三振を奪い、7回2安打無失点と好投。投手戦となった試合は7回にラックスが9号ソロを放って均衡を破ると、右脇腹痛から復帰したマンシーが復帰後初本塁打となる2ランを放ち、地元ファンは大盛り上がりとなった。なおも2死一塁で大谷に大4打席が回ると、カウント2―1から一塁走者エドマンが二盗に成功。大谷はフルカウントから四球でつないだ。ベッツも四球でつないで満塁としたが、右手中指を骨折しながら強行出場するフリーマンの痛烈な打球は惜しくも二直で追加点はならなかった。

 移籍後初先発したエドマンにも初安打が飛び出した。強行出場のフリーマンは安打こそなかったが、一塁守備で好守を連発して勝利に貢献。精彩を欠いて守護神を外れていたフィリップスは7月23日のジャイアンツ戦以来のセーブを挙げ、チームは3投手の継投で今季11度目の零封を飾った。

 ドジャースは現在、ナ・リーグ西地区首位を走るが、好調の2位パドレスとは3ゲーム差、3位ダイヤモンドバックスとは4ゲーム差。この日は3チームとも勝利し、首位争いは混戦模様となっているだけに負傷者の復帰はチームにとっては明るい材料だ。

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