広島・小園 マジック初点灯へ自然体で巨人3連破誓う G先発陣に闘志「いい投手打てるように頑張る」

2024年08月20日 05:00

野球

広島・小園 マジック初点灯へ自然体で巨人3連破誓う G先発陣に闘志「いい投手打てるように頑張る」
広島・小園 Photo By スポニチ
 セ・リーグ首位の広島は、20日から1ゲーム差の2位・巨人と東京ドームで直接対決3連戦に臨む。3連勝すれば6年ぶりのリーグ優勝へのマジック30が初点灯する天王山。それでも小園海斗内野手(24)は「自分たちの野球をするだけ」と自然体を強調した。ここまで唯一全試合に出場し、チームをけん引してきた若武者。大事な決戦にも動じない姿勢が頼もしい。
 1勝1敗1分けに終わった東京ドームでの直接対決から2週間。前回同様、今回もまた2位・巨人と1ゲーム差のまま、敵地で首位攻防第2ラウンドを迎える。残り試合が少なくなった分、覇権への影響はより大きくなる。それでも小園は至って自然体だった。

 「別に力が入ることもないし、自分たちの野球をするだけなので、あまり気にしていません。仮に負けたとしても挽回するチャンスはあるし、普通にやるだけかなと思います」

 大事な決戦を前にしても動じない。裏返せば、小園を含む選手個々がそれだけ現状の試合運びに手応えを感じ取っているということでもある。何しろ、今月は10勝4敗1分けの快進撃。8月に入り、セ・リーグで連敗がないのは広島だけだ。

 「粘り強くできていると思います。負けることもあるけど、試合は毎日ありますし、みんなができることをやっていけばいいんじゃないかな…と」

 小園自身、6年目の今季は中心選手としてチームをけん引してきた。チームで唯一、全104試合に出場。中軸を担い続け、打率・287、2本塁打、40打点をマークする。目覚ましい心技体での成長。チーム成績に果たす役割は大きい。

 「(打率は)全然かなと思う。でも(試合に)出続けるしかないと思っているし、どんなことがあっても出たいので、そこは継続できるように頑張りたいと思っています」

 3連戦の相手先発は山崎伊、グリフィン、戸郷が予想される。戸郷には今季15打数6安打と好相性ながら、残る2人にはさしたる実績がない。だが、優勝争いの佳境で過去のデータは意味を持たず、逆に闘志をかき立てる。

 「いいピッチャーとできるので、むしろありがたいな…と。プレッシャーは全然ない。そういう投手から打てるように頑張りたい」

 残りは39試合。小園は「疲れています、疲れていますよ、はい。でも、みんな同じで関係ないので」と白い歯をのぞかせ、3連勝すれば優勝へのマジック30が初点灯する決戦を見据えた。

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