玉川徹氏 裏金政倫審開催も“何も分からず”に「何も分からないけれども法律を変えますっていうのはダメ」
2024年03月15日 11:46
芸能
「知らなかった」と繰り返す答弁で、結局は、安倍派で違法な資金還流が続いてきた実態の解明に全くつながらず。国民の政治不信が一層深まることになった。
世耕、橋本両氏は安倍派の幹部だが、同派がいったん取りやめを決めた資金還流が復活した経緯について、ともに関与を否定。仮に知らなかったとしても、派閥の中枢にいた立場として、当時の経緯を調べ、国民に真相を説明する責任についての言及はなかった。
玉川氏は「基本的に全体を通して“知らない”“記憶にない”ということをみんなおっしゃっていて、さらには“秘書がやっていました”と秘書の責任にする。さらには西田議員は“幹部は責任は重い”みたいに、あたかも自分たち幹部ではない人間は責任が小さいみたいな。国民から見れば五十歩百歩ですから。責任のなすりつけ合いみたいな様相を呈してきている」と指摘。
そして、「世耕さんも“誰が決めたのか分からない”“誰が決めたのか私も知りたい”っておっしゃっていますよね。たとえば証人喚問をしたとしても、これまた“記憶がない”でいけちゃうわけですよ。だから僕は、せっかく政治改革特別委員会をつくることになったようですから、この中でまた同じようなことをやるのではなく、権限をそこで調査する第三者に与えて、国政調査権、最も強い権力ですからね。その調査権を与えて、元秘書も含めて(調査を)やって、とにかく何があったのかを解明する。それを国会の委員会に報告させる。それをしたうえで、法律をどうするという話に入るというステップを踏まないと、結局、何も分からないけれども法律を変えますっていうのはダメですよ」と自身の見解を述べた。