長嶋一茂 裏金受けた政倫審に「キックバックを何に使ったのか…それがまだ具体的に出てきていない」

2024年03月15日 12:04

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長嶋一茂 裏金受けた政倫審に「キックバックを何に使ったのか…それがまだ具体的に出てきていない」
長嶋一茂 Photo By スポニチ
 元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂(57)が15日、テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。14日に行われた、自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けた参院の政治倫理審査会について言及した。
 安倍派(清和政策研究会)の世耕弘成前参院幹事長(参院和歌山選挙区、不記載額1542万円)は、2022年に安倍派が資金還流を復活させた経緯への関与を否定。派閥の政治資金収支報告書への不記載は「一切知らなかった」と語った。参院選の年の改選議員に全額還流する仕組みが始まった経緯も「分からない」とした。世耕氏と橋本聖子元五輪相(参院比例、不記載額2057万円)は、選挙費用に充てていないと説明。西田昌司元政調会長代理(参院京都選挙区、不記載額411万円)は「世耕さんの答弁にまったく納得できない。安倍氏が還流をやめるよう言ったのに、それを積極的に続けていた派閥の幹部は責任重大だ」と述べた。

 「知らなかった」と繰り返す答弁で、結局は、安倍派で違法な資金還流が続いてきた実態の解明に全くつながらず。国民の政治不信が一層深まることになった。世耕、橋本両氏は安倍派の幹部だが、同派がいったん取りやめを決めた資金還流が復活した経緯について、ともに関与を否定。仮に知らなかったとしても、派閥の中枢にいた立場として、当時の経緯を調べ、国民に真相を説明する責任についての言及はなかった。

 一茂は「この答弁を聞いてみて、本当によろしくないなというか、本質からどんどん離れている気がする。この問題の本質は何かというと、派閥を今後どうするのか、派閥を存続した場合にパーティーはやるのか、パーティーをやったからにはお金の徴収するのかしないか、ここに行きつかないといけないのに全然いかないじゃないですか、こんなことやってたら」と持論を展開し、「そこらへんのところは、もうちょっと野党の方も考えてもらいたいなというようなところがある」と話した。

 そして、「実際に5年間で5億円というお金ですよ、使途不明金。逮捕も起訴もされている人もいる中、お金がちゃんと政策に使われたかどうかということも含めて。誰かが使ったわけだから、使途不明金であって記載されてなくたって分かるでしょ、そんなことは。それがまだ具体的に出てきていない」と指摘。「僕は何よりも1番知りたいのは、岸田総理、会社で言えば社長ですよ。岸田総理がこの自民党内でのキックバックという悪しき習慣に関して、政治家としてではなく、人として、われわれ国民は毎年、税金を払うことを義務とされている。そういう中で、政治家という、いわゆるトップの人たちが自民党内において、こういうことをやっている人たちにどう思っているのかってこと僕は聞きたい。そこも何も出てきてない。とても残念です」と自身の受け止めを話した。

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