長嶋一茂 裏金受けた政倫審に「キックバックを何に使ったのか…それがまだ具体的に出てきていない」
2024年03月15日 12:04
芸能
「知らなかった」と繰り返す答弁で、結局は、安倍派で違法な資金還流が続いてきた実態の解明に全くつながらず。国民の政治不信が一層深まることになった。世耕、橋本両氏は安倍派の幹部だが、同派がいったん取りやめを決めた資金還流が復活した経緯について、ともに関与を否定。仮に知らなかったとしても、派閥の中枢にいた立場として、当時の経緯を調べ、国民に真相を説明する責任についての言及はなかった。
一茂は「この答弁を聞いてみて、本当によろしくないなというか、本質からどんどん離れている気がする。この問題の本質は何かというと、派閥を今後どうするのか、派閥を存続した場合にパーティーはやるのか、パーティーをやったからにはお金の徴収するのかしないか、ここに行きつかないといけないのに全然いかないじゃないですか、こんなことやってたら」と持論を展開し、「そこらへんのところは、もうちょっと野党の方も考えてもらいたいなというようなところがある」と話した。
そして、「実際に5年間で5億円というお金ですよ、使途不明金。逮捕も起訴もされている人もいる中、お金がちゃんと政策に使われたかどうかということも含めて。誰かが使ったわけだから、使途不明金であって記載されてなくたって分かるでしょ、そんなことは。それがまだ具体的に出てきていない」と指摘。「僕は何よりも1番知りたいのは、岸田総理、会社で言えば社長ですよ。岸田総理がこの自民党内でのキックバックという悪しき習慣に関して、政治家としてではなく、人として、われわれ国民は毎年、税金を払うことを義務とされている。そういう中で、政治家という、いわゆるトップの人たちが自民党内において、こういうことをやっている人たちにどう思っているのかってこと僕は聞きたい。そこも何も出てきてない。とても残念です」と自身の受け止めを話した。