橋下徹氏 選挙妨害疑いのつばさの党に言及「言論の自由あったにしても…危険を伴う行動いけない」

2024年05月13日 14:41

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橋下徹氏 選挙妨害疑いのつばさの党に言及「言論の自由あったにしても…危険を伴う行動いけない」
橋下徹氏 Photo By スポニチ
 元大阪府知事、元大阪市長で弁護士の橋下徹氏(54)が13日、TBS系「ゴゴスマ~GO GO!smile~」(月~金曜後1・55)にコメンテーターとして生出演し、警視庁がこの日、公選法違反の疑いで東京・千代田区のつばさの党事務所などを家宅捜索したことについて解説した。
 4月に行われた衆院東京15区補選で、相手陣営の街頭演説中に大音量で妨害したり、車のクラクションを鳴らすなどして活動を妨害した自由妨害の疑いが持たれている。家宅捜索の際には機動隊が出動するなど、事務所周辺は物々しい雰囲気に包まれた。選挙に出馬した根本良輔幹事長、黒川敦彦代表の自宅も家宅捜索された。

 警察の動きについて、橋下氏は「例外中の例外です」と解説した。「簡単に自由妨害罪で摘発すると、権力側が敵対する勢力をどんどん摘発することにもつながりかねない」というのが理由で、反体制側を摘発していく現在のロシアの例を挙げて指摘。「選挙のルールというものに関しては、できる限り自由を認めていこうとのが大原則です。だから、警察も選挙期間中は摘発しなかった。ギリギリ悩んだと思うんですけど、最後やっぱりここはやりすぎだろうということで摘発しました」と説明した。

 また橋下氏は、19年参院選で安倍晋三首相(当時)が演説中、野次を飛ばした男女が北海道警に排除されたことをめぐる裁判にも言及。「裁判所の判断は、警察の方を“負け”にしたんですよ。野次は一定、認めなければいけないと。ただ、これが札幌高裁の方に行くと、単なる野次は野次の自由はあるけれども、危険性がある場合は警察が排除してもいいということになった」と、法の解釈でも判断が難しい例があったと説明した。

 「選挙になると、僕も相手方をメタクソに批判していましたから、批判合戦にはなります」。自身の政治家活動を振り返りつつ、「ただ言論については、ここはあくまでも自由であったにしても、行動によって危険を伴う行動や、相手を追いかけ回す行動をやった場合には、選挙運動ではやっちゃいけないことなんだよということで、警察が入って、裁判所も有罪に持っていってもらいたいですね」と、今後を見守っていく姿勢を見せた。

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