尾上松也 道なき道行く尾上右近に“金言”「嫌なことを言われる側で良かったなと思いなさい」

2024年06月08日 17:50

芸能

尾上松也 道なき道行く尾上右近に“金言”「嫌なことを言われる側で良かったなと思いなさい」
尾上松也 Photo By スポニチ
 歌舞伎俳優の尾上松也(39)が、8日放送のフジテレビ系「相葉◎×部」(土曜後4・30)に出演し、幼なじみで歌舞伎俳優の尾上右近(32)に託した金言について語った。
 ゆかりの深い人物からの13文字の手書きメッセージをヒントに、2人の思い出の場所を探して対面を目指す「一筆啓上部」の企画に参加。松也は右近に「あの時 お前 泣く程熱かったな」のメッセージをしたため、番組での対面を願った。

 歌舞伎界の大名跡の生まれではない松也は、若いころからその厚い壁を崩そうと、自ら歌舞伎の公演を開いたり、ドラマやミュージカルのオーディションを受けたりと、自分なりの挑戦を始めた。その努力が実り、自分の主演興行などを打てるようにもなった。

 その苦労と努力を見ていたのが、右近だった。19年、歌舞伎以外の仕事が増え始めた右近から、松也は相談を受けたという。松也は「とにかく自分のことを信じて、自分のやりたいことを信じてやるのが一番いいと思う。言ってくる人もいるかもしれないけど、気にせず耳を傾けることだ。これを聞かなくなってしまうと、自分本位になってしまうので」と助言したという。

 さらに「“嫌なことを言う人はいますけど、言われる側で良かったなと思いなさい。言う側じゃなくて、言われる側で良かったなと思って受け止めろ”って言いましたね」と、深い一言も伝えたという。

 兄のように慕う松也からの金言に、右近は涙した。「松也さんは基本的に、僕が人生で何か選択をした時には、すごい速度と熱量で喜んでくれるんですよ。“いいのか、これでやっていくか”って思わせてくれる」。道を切り開いてきた松也の生き様と、その言葉に、右近は背中を押されていた。

 右近も唄い手の清元と、歌舞伎俳優の二刀流に挑戦し、道なき道を進んでいる。この決断に、松也は「それはよかったね。いいことだよ、お前にしかできないもん」と喜んでくれたという。右近は「誰もやったことのないことに挑戦するというのは、自分(松也)もやってきたこと。それによって環境、状況が変わる手応えをつかんできた人だと思うので、何かが動けば何かが変わるってことは、松也さんのライフワークなんだと思うんですよ」と、その助言に感謝していた。

 右近が泣くほど熱い話をした思い出の場所は、東京・恵比寿のそば店。店の前に立っていた松也の姿を見つけた右近は、吸い込まれるように抱きついていた。

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