「真夏の果実」熱唱の高橋四段 加古川青流戦で持将棋指し直しの末に敗退 連日注目浴びるも飛車得生かせず

2024年06月08日 18:56

芸能

「真夏の果実」熱唱の高橋四段 加古川青流戦で持将棋指し直しの末に敗退 連日注目浴びるも飛車得生かせず
「真夏の果実」を熱唱する高橋佑二郎四段(左端)(日本将棋連盟提供) Photo By 提供写真
 将棋の高橋佑二郎四段(24)が8日、東京・将棋会館で若手棋士の登竜門、加古川青流戦2回戦に臨み、是枝直樹三段(18)に持将棋指し直しの末130手で敗れた。勝った是枝はベスト16に進出した。
 高橋は前日の第75回棋士総会恒例の新四段あいさつで、サザンオールスターズの「真夏の果実」を熱唱。途中で手拍子を要求する強心臓ぶりを発揮し、最後まで歌いきった。

 「皆さん、個性を発揮して活躍されることを期待しています」。羽生善治会長(53)から祝福を受け、この日は持将棋指し直しという熱戦で2日連続注目を浴びることになったが、4月のプロデビュー以降の連勝を3へ伸ばすことはできなかった。2勝目の5月21日は棋聖戦1次予選で19年度の棋王戦挑戦者・本田奎六段(26)から勝利を挙げていた。

 午後2時開始の持将棋局は振り駒の結果、高橋が後手で戦型は矢倉。大駒4枚を一時、是枝に握られる劣勢からうち2枚を取り返し、持ち駒の点数も27点同士として174手で持将棋に持ち込んだ。

 先後入れ替えての指し直し局は、1時間の持ち時間をお互い使い切ったため初手から1分将棋。またも矢倉ヘ進み、71手目に飛車銀両取りの桂打ちを放ってリードした。一時飛車得の駒得まで進めたが、寄せを誤ったようで、最後は逆転を許した。

おすすめテーマ

2024年06月08日のニュース

特集

芸能のランキング

【楽天】オススメアイテム