吉村府知事 万博で最終的責任を負うのは自身と岸田首相、十倉経団連会長「それぞれ3分の1ずつ」

2024年07月15日 12:16

芸能

吉村府知事 万博で最終的責任を負うのは自身と岸田首相、十倉経団連会長「それぞれ3分の1ずつ」
吉村洋文大阪府知事 Photo By スポニチ
 大阪府の吉村洋文知事(49)が15日、テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)にスタジオ生出演。大阪・関西万博の最終的な責任者について言及した。
 元テレビ朝日社員の玉川徹氏が「僕は、ここはどうなんだろうなって思うのは、さまざまな問題がこれから起きる可能性があるわけです。その時の最終的な責任者は一体誰なんだというのだけは、まずおうかがいしたい。寄合所帯になっているんですよね。そのような時に何かトラブルなどがあった時に最終的な責任者というのは誰になるんですか?」と質問。

 吉村氏は「まず万博というのは、建付けを言うと、五輪は都市が主催ですが、万博は国が主催です。これはルールで決まっています。国が主催だけれども、だからといって国がすべての責任を負うというのではなくて、国と大阪府市と経済界とそれぞれ3分の1ずつ責任を持って会場建設費も支出するという建付けになっています。なので国主催の万博を大阪でやるということなんですけれども、責任という意味では3者が共有しているというのが僕の認識です」と話した。

 玉川氏は再度、「例えばテーマパーク事業というのがあり、非常に近いと思うんですけれども、テーマパーク事業がある場合には、そのテーマパークを運営している会社のトップがさまざまな責任を負う。失敗したら、その会社はもう続かなくなるかも知れない。社員は職を失うかも知れないということも含めて、全員がそこで責任を負う。事故があった時も当然ながら社長が代表として責任を負うという形になるんですが、3者の寄合ということだと、誰が最終的に責任を負うんですか?」と聞いた。

 これに吉村氏は「それは政治家として僕自身も責任を負う立場だと思っていますし、3者それぞれが協力してやっているわけですから、それぞれがきちんと責任を負うということになると思います」とし、「ただルールでいくと、実は博覧会協会(日本国際博覧会協会=略称・万博協会)という法人があって、そこは総長というトップがいて、その組織が基本的には、いろんな意味の法的を含んだ責任を負うのはそこなんです。ただ僕が言っているのは、法的な責任というのは博覧会協会だけれども、実際に博覧会協会というのは何をするのかというと、万博のために存在する組織なんです。つまり万博のために存在する組織で、それ以上でもそれ以下でもないから、何か大きな責任が発生した時、それを最終的に政治家である僕自身がそうだし、国、経済界も一緒にやっている。この3者が最終的には責任の主体であるべきだというのが僕の考え方。でもルールは博覧会協会と、法律の場合は、ということになっています」と説明した。

 玉川氏が「ということは、(責任を負うのは)知事(吉村氏)であり、総理大臣(岸田文雄首相)であり、経済界の十倉会長(万博協会会長の十倉雅和経団連会長)が負うということですか?」とツッコんで聞くと、吉村氏はうなずき「はい、十倉会長は経済界ですね。だから仕組みとすれば、国主催だけれども、僕自身も責任があると思っていて進めています」と述べた。

おすすめテーマ

2024年07月15日のニュース

特集

芸能のランキング

【楽天】オススメアイテム