坂東巳之助 父・三津五郎さんが演じた役「プレッシャーに感じるということはない」

2024年07月18日 19:00

芸能

坂東巳之助 父・三津五郎さんが演じた役「プレッシャーに感じるということはない」
<「八月納涼歌舞伎」取材会>撮り下ろしたポスターと写真に納まる(左から)中村児太郎、坂東巳之助 Photo By 提供写真
 歌舞伎俳優の坂東巳之助(34)と中村児太郎(30)が18日、都内で出演する「八月納涼歌舞伎」(8月4日初日)の取材会を行った。
 2人は第一部で「ゆうれい貸屋」の主演を務める。この演目は巳之助の父で15年に亡くなった坂東三津五郎さん(享年59)と児太郎の父中村福助(63)も2007年に演じている。今回は福助も監修として携わっている。

 父が演じた役を演じることについての意気込みを聞かれると巳之助は「親子で顔や声で似ている部分はあるかと思いますが、全く一緒なわけではありません。身長も違いますし、声も似ない時はあります。そういう違いはあって当然だと思いますので、そこをです」と自分らしく、見る人を楽しませる演技をすることを誓った。

 児太郎は「どうせ比べられますから」と自身の経験を交え発言。「今後読み合わせをしていきますが、巳之助さんと2人で作っていきたい。一番近くて信頼している先輩ですから、胸を借りてついていきたいと思います。2人で納涼歌舞伎の一幕を演じることがうれしい」と意気込んだ。

 物語は酒に溺れて妻に逃げられた弥六(巳之助)が美しい芸者の幽霊染次(児太郎)と出会い、幽霊を貸し出す「ゆうれい貸家」を始める物語。長屋を舞台に市井の人々の悲哀を描く。山本周五郎の小説が原作となっている。8月25日まで。

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