「暴力団の僕が高校生になりました」ユン・チャニョン&Golden Child ジェヒョン“実際も頼り合ってすごく仲良くなった”

2024年08月25日 18:30

写真=ナンバースリーピクチャーズ
ユン・チャニョン&Golden Childのジェヒョンが、ドラマ「暴力団の僕が高校生になりました」について語った。

同名のウェブ小説を原作とする「暴力団の僕が高校生になりました」は、同性愛を題材にしたBLジャンルの原作とは異なり、恋愛の要素ではなく2人の主人公の絆と成長に重点を置いた。劇中、ソン・イホン(キム・ドゥクパル)、チェ・セギョン役を演じ、作品をリードした俳優ユン・チャニョンとGolden Childのジェヒョンが、作品の魅力やこれからの展開について語った。

最近、ソウル麻浦(マポ)区のあるカフェではドラマ「暴力団の僕が高校生になりました」の主演俳優ユン・チャニョンとジェヒョンのラウンドインタビューが行われた。

ジェヒョンは「色々と反応を探してみました。知人たちからも作品を見たという連絡が来て感謝しています。最近、幸せな日々を送っています。このドラマが公開されたことそのものが僕にはとてもありがたいことなので、いつも感謝して過ごしています」と公開の感想を語った。ユン・チャニョンも「周りで面白いと言ってくれる方も多いですし、楽しく見たと言ってくださる方も多かったです。好評してくださっているようで胸がいっぱいで、僕も幸せに過ごしています」と語った。

同作は、“大学に行きたい”暴力団員のキム・ドゥクパル(イ・ソジン)が19歳の高校生ソン・イホン(ユン・チャニョン)の体に憑依し、自分だけの技術で加害者を懲らしめ、家庭内暴力に苦しんでいたチェ・セギョン(ジェヒョン)と新たな友情を築きながら成長していく物語を描くファンタジーヒューマンドラマだ。原作はBLジャンルだが、ドラマとしてリメイクされる過程で、恋愛の要素ではなく、2人の主人公が互いに頼りながら痛みを克服し、成長していくストーリーを中心に描かれた。

ユン・チャニョンは、原作のBLの要素について「作品を準備する時から、そのようなジャンルの性向は特に考えなかったと思います。イホンとセギョンの関係をどのように表現すればいいだろうかと考えた時、友人だけど、友情を越えた切なさがあれば良さそうだと監督と脚本家さんと話していました。セギョンとイホンは勉強も喧嘩も教えて、お互いをサポートする特別な関係になったと思います」と説明した。ジェヒョンも「友達の要素をたくさん考えました。本当に深い友情を表現しようと思いました。セギョンがイホンに頼る部分があって、そのような部分をきちんと演じるために努力しました」と話した。

それでは、イホンへのセギョンの感情はどのようなものだろうか。ジェヒョンは「最初は『誰だろう?』と好奇心を持ったけれど、次第に変わっていきます。すごく頼りにしていると思います。愛着、愛憎になりうると思って、その2つを表現してみようと思いました。でも、セギョンにミステリアスな部分が多くて、そのような感情を一度に全部見せたら面白くないと思って、ずっと駆け引きをしました」と伝えた。

それと共に、ロマンスのない今後の展開についてユン・チャニョンは「台本の段階から、原作とは異なる方向で説明を聞いていました。僕は原作について、具体的にはあまり知らない立場にあります。台本に忠実に、イホンの気持ちとイホンの体に入ってきたドゥクパルの気持ちや状況を表現するために努力しました」と語った。ジェヒョンは「僕も台本に忠実に演じようとしました。僕が表現するセギョンは、原作とは異なる可能性があるので、チャニョンと監督、脚本家さんとたくさん相談してきちんと表現しようと思いました」と伝えた。

ジェヒョンはこのドラマに出演した理由について、「セギョンのミステリアスな部分が魅力的だと思いました。二面性を演じること自体が面白いと思ったんです。演技する時もとても面白かったです。二面性を演じることが、僕にとっても良い経験になると思って選びました」と伝えた。ユン・チャニョンは「台本を読んだ時、新鮮で面白いと思いました。表現できる方向性がとてもたくさんありそうだ、様々な姿をお見せできそうだと思って作品を選びました。ノワール要素も少しありますし、コミカルな要素もあるので興味深かったです」と伝えた。

「暴力団の僕が高校生になりました」のもう一つの重要なポイントは、ユン・チャニョンの一人二役だ。校内暴力の被害者ソン・イホンと、彼の体に入った47歳の暴力団員キム・ドゥクパルを演じたユン・チャニョンは「監督と撮影前の準備時間中に、人物の特性について話しました。ソン・イホンは臆病でか弱く、繊細な人として表現するためロングヘアを選びました。ドゥクパルがイホンの体に入った時は、髪も切って、体をうまく使える状態にするため、着実に運動しました」と話した。

“本物のキム・ドゥクパル”を演じたイ・ソジンとはどんな話をしたのかと質問されると、「ソジン先輩とは、撮影前に台本の読み合わせを何度かしました。僕が先にドゥクパルとイホンを準備する間、先輩が出演するという話を聞きました。先輩が準備してきたドゥクパルを見て、すごく参考になると思いました。ソジン先輩特有の話し方や動き、眼差しなどを参考にしようとしましたし、僕なりに解釈して表現するために努力しました」と語った。

また、ソン・イホンとキム・ドゥクパルの違いについては、「逆に違いを際立たせることが、2人のキャラクターの両方にとっていいと思いました。歩き方から、一番大きいのは眼差しと肩でした。ドゥクパルの時は堂々とした振る舞いをしようとし、イホンを表現する時は少し萎縮していました。一言で説明すると、自信の差だったと思います。実際、他の生徒たちと直接会っているじゃないですか。ドゥクパルはこの時間を経て、40代のおじさんになったので、いつも自信があります。でも、イホンの視線で見た学校という空間は恐ろしく、脅威になる存在だと考えました」と話した。

ジェヒョンは同作が初主演作でもある。彼は「プレッシャーがなかったと言ったら嘘だと思います。初の主演作であるだけに、かなり緊張し、責任感もずっと大きかったです。チャニョンとたくさん話しました。こういう時はどうやって一人でマインドコントロールをすればいいのか聞き、『責任感とプレッシャーがあるかもしれないけれど、ジェヒョンさんはよくやってくれたし、きちんと撮れていると思うから心配しないで』と慰めてくれました。それで精神的にも安心しました」と感謝を伝えた。ユン・チャニョンは「ジェヒョンさんは年上だけど、僕の意見も尊重してくれて、すごく気遣ってくれました。頼り合って、サポートし合いながらうまく撮影できたと思います。実際にもすごく仲良くなりました」と語った。

ユン・チャニョンは2人のケミストリー(相手の相性)の点数を聞くと、「10点満点で9点」と答えた。これからのために1点を残しておくという。それからジェヒョンは「僕も9点にします。9点はほとんどチャニョンが埋めてくれたと思います。チャニョンがいつもサポートしてくれたので、9点になったと思います。残りの1点は僕がもう少し努力しなければならないのではないかと思います」と明かした。ユン・チャニョンも「雰囲気がよかったんです。一緒に作品について悩みながらも、いつもふざけ合える仲でした。カメラがまわっている時でも、そうでない時も楽しかったです」と語った。

「暴力団の僕が高校生になりました」は、OTT(動画配信サービス)だけでなく、ケーブルチャンネルでも放送された。目標について聞くとユン・チャニョンは「期待しても何も変わらないと思います。見当がつかないけれど、たくさん愛してほしいです」と希望を明らかにした。これと同時に公約としては「ファンに直接会える機会を作ったり、サイン入りポスターなどをプレゼントしたいです」と話した。

最後にユン・チャニョンは、ドラマを通じて伝えたいメッセージを聞くと、「このドラマは大きく見れば『良い大人とは何か』から始まると思います。もう少し深く入ると、日常で得られるささやかな幸せがポイントだと思います。日常生活の中で、面白いことがあるじゃないですか。ちょっと笑っただけだけど、その短い瞬間がとても幸せだったり。僕たちのドラマがそのような方向性だったらいいなと思います。少しでも笑えて、幸せになれるドラマであってほしいです」と伝えた。

ジェヒョンは「僕はこのドラマは成長の物語だと思います。誰にでも痛みはあるだろうけれど、成長の可能性もあります。チャニョンが『幸せ』という単語を使ったけれど、セギョンを演じてみたら幸せは近くにあったんだと思いました。ささやかな幸せは近くにあるので、あまり遠くから探さなくてもいいと伝えたいです。最後まで是非ご覧頂きたいです」とつけ加えた。

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