佐々木八段 藤井竜王のタイトル戦連勝を7で止め、タイトル戦初勝利「第5局を指せる」
2024年10月20日 18:47
芸能
「(2日目午後は)逆転されてもおかしくないかなと思って指した。第5局を指せることを非常にうれしく思っています」
藤井による、7月の王位戦第3局以来のタイトル戦連勝を7で止めた。同時に、シリーズの決着が11月27、28日、和歌山城ホールでの第5局以降となることが確定した。7番勝負を4連勝、5番勝負を3連勝のストレート獲得も多い7冠から挙げた1勝の重みを率直に語った。
指しやすさを自覚して迎えた2日目。最長連勝記録、デビュー以来の29連勝を17年に止めた佐々木をしても、7冠は容易に崩れなかった。
藤井による86手目、自王の頭へ放った桂を軽視した。金銀のカナ駒ならまだしも、飛び道具イメージの強い桂が、まさか守り駒になり得るとは。常識外の一手に43分長考した。
それでも終局後、藤井に言わせた。「本局は完敗」。先手番を取り合って、シリーズが面白くなってきた。