ピーコさん死去 「老老介護」限界…双子の弟・おすぎとともに認知症で同居解消 施設入所し、入院も
2024年10月20日 21:06
芸能
しかし「老老介護」には限界がある。次第に兄弟仲も悪化。そのうちピーコさんにも認知症の症状が現れたため、22年2月に同居生活を解消。おすぎは介護認定を受けて、横浜市の高齢者施設に入居した。ピーコさんは1人暮らしを続けていたが、今年8月には入院もしていたという。
ピーコさんは、高校卒業後に横浜トヨペットに入社。電飾工場への転職を経てサンヨーレインコートに就職。倉庫での作業時におしゃべりが過ぎ、「ピーピーうるさいぞピーコ」と言われたのが芸名の由来と言われる。その後、本格的にファッションの勉強をしようと退社して文化服装学院のデザイン科に入学した。自身が好んだブランドはコムデギャルソンだった。
26歳の時、おすぎを経由してドラマ衣装の製作を依頼されたのを縁に芸能界に足を踏み入れ、1975年に双子のコンビ「おすぎとピーコ」としてテレビ、ラジオにデビュー。同性愛者であることを公言した上での活動だった。
TBS「3時にあいましょう」で始まった「辛口ピーコのファッションチェック」は同局「スーパーワイド」、フジテレビ「ビッグトゥデイ」、同局「2時のホント」、再びTBSに戻って「ジャスト」など、局をまたいで2010年代まで名物コーナーとなった。