ピーコさん死去 シャンソン歌手としての顔 44歳で左眼摘出…人生と「オーバーラップした」
2024年10月20日 21:36
芸能
TBS「3時にあいましょう」で始まった「辛口ピーコのファッションチェック」は同局「スーパーワイド」、フジテレビ「ビッグトゥデイ」、同局「2時のホント」、再びTBSに戻って「ジャスト」など、局をまたいで2010年代まで名物コーナーとなった。
ファッション評論家だけでなく、歌手としても活動。1979年にレコードを発表。2004年には「恋は一日のように ピーコ シャンソンを歌う」でCDデビューした。
当時、都内で開かれた発表会では「新人の歌手ですから緊張します」と硬い表情だったが、歌い始めるとステージをゆっくり歩きながら手を大きく広げ、情感たっぷりに熱唱。
44歳だった1989年に悪性黒色腫の診断を受けて左眼を摘出し、義眼に。黄色いレンズのメガネがトレードマークとなった。「人生とオーバーラップしたのがシャンソンだった」と説明。「人生に苦しんでいる人の心に生きる勇気を与えられるような、そんな歌が歌えたらと思っています」と話していた。