斎藤元彦兵庫県知事「辞職すべきものなのか」失職での出直し選を選択 不信任案可決に納得できず!?
2024年09月27日 04:41
社会
「解散は私の中で最初からなかった。私の対応が問題視され自ら信を問うのが大事だ」「まだ知事職を続けたいという気持ちから辞職ではなく失職」と失職を選択した理由を説明。「結果として県政の混乱を招いている現状に責任はある」とするものの県議会による不信任決議について「本当に知事が辞職すべきものなのかという思いが根底にある」と漏らす一幕もあった。
斎藤氏が自動失職後の知事選で再選した場合は、公選法の規定で新たな任期は4年。辞職を選んでいたら、再選しても従来任期の来年7月まで。今後の任期を踏まえての選択かという質問は否定した。斎藤氏の再選は不透明だが、候補者次第で知名度は“全国区”となった斎藤氏が有利との見方もある。自民党の対抗馬の選定は難航。関係者によると、現役の県庁幹部は打診を固辞、中央省庁官僚は不発に終わった。維新は相乗りに否定的で共産党は支援する候補を既に決めている。
乱立含みの展開に、ある県議は「斎藤氏再選の目が出てしまう」と危機感を隠さない。過去に不信任を受けて再選した首長は2002年の田中康夫長野県知事(当時)のみ。斎藤氏が“第2の田中康夫”になる可能性もゼロではない。