石川遼 全米OPで「ニラ」警戒 コースに点在「耕すみたいな」太く長いラフ

2023年06月16日 04:45

ゴルフ

石川遼 全米OPで「ニラ」警戒 コースに点在「耕すみたいな」太く長いラフ
ラフからのアプローチを入念に確認する石川遼 Photo By スポニチ
 男子ゴルフの今季メジャー第3戦、全米オープンは15日、カリフォルニア州の名門・ロサンゼルスCC(7421ヤード、パー70)で開幕。2年ぶり7度目の出場となる石川遼(31=CASIO)はコースに点在する太くて長いラフを「ニラ」と表現して警戒した。予選会を突破してつかんだメジャーの舞台に、自身のベストをぶつける。
 明らかにフェアウエーサイドのふかふかしたバミューダ芝とは異なる、太くて長いラフがコースに点在する。特にバンカーの周りにはぎっしり。石川は「ニラ」と表現し、大会初開催のLACCの警戒ポイントに挙げた。

 「名前は分からないけど凄い芝、ニラみたいなのがある。耕すみたいな雰囲気もあるくらいで、そこは種類も違って難しい」

 大会を主催する全米ゴルフ協会広報は「ニラ」の正体をフェスキューの一種だと明かした。最も長いところは少なくとも10センチ以上。特にグリーン周りはスイングの力感、クラブヘッドの入れ方と繊細なアプローチが要求される。7421ヤードでパー70という距離の長さだけでない難しさ。石川は「家のそばの川の土手沿いで練習してくればよかったな」とジョークを飛ばしつつ、「全部パーオンはできない。その後のアプローチとパットは大事」と口元を引き締めた。

 月曜日にコース入りし、火曜日はショートゲームのみ調整。開幕前日に初めてコースを回った。イン9ホールを同学年の松山英樹、桂川有人とラウンドし、体の負担を考慮してアウト9ホールはウエッジとパターのみを手に歩いて回った。「英樹と回るのは久しぶり」と盟友から刺激を受けながら、特にラフからのアプローチを入念に行う姿があった。

 約3年取り組むスイング改造も、完成型に近づいている。「モチベーションも凄く高い。ベストを尽くすことで、自分の現在地も知ることができる」。2年ぶりに帰ってきた最高峰の舞台に、持てる全てをぶつける。

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