安治川部屋が江東区石島で部屋開き「人として成長していける場に」待望の土俵も完成

2023年06月16日 14:34

相撲

安治川部屋が江東区石島で部屋開き「人として成長していける場に」待望の土俵も完成
部屋開きが行われた安治川部屋。(前列左から)安強羅、安櫻、ダニーロ・ヤブグシシン、安大翔(後列左から)おかみの絵莉さん、安治川親方、呼出・安希隆(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 大相撲の安治川部屋の部屋開きが16日、都内で行われた。師匠の安治川親方(元関脇・安美錦)は昨年12月に伊勢ケ浜部屋から独立。これまで仮住まいしていた江東区千田から約300メートル西へ移転し、江東区石島に4階建ての新しい部屋を完成させた。
 安治川親方は「新たな一歩を踏み出せた。ここからまた気を引き締めて弟子を指導していかないといけない」と師匠としての決意を新たにした。この日は朝8時から土俵祭りが営まれ、ここから安治川部屋の新たな歴史がスタート。「相撲という神事を弟子にも見せたい。稽古だけでなくたくさんのつながりがあることを感じてもらいながら人として成長していける場にしたい」と伝統文化の理解も重視した。

 仮住まいの部屋には土俵の俵がなく、これまでは本格的な実戦稽古をするには浅香山部屋などへ出稽古していた。待望の土俵がようやく部屋に完成。「キツい稽古をしていても色味だけは明るく、稽古に楽しく取り組めることを考えた」と、稽古場の壁は白を基調とした明るい色にした。「今は新しくてきれいだけど、どんどん稽古して味が出るくらい汚してほしい」と笑いながら、弟子たちがより一層稽古に励むことを期待した。

 師匠の入門当時は、現在の伊勢ケ浜部屋の名称は「安治川部屋」だった。「思い入れは強いので、また安治川部屋という名前でやらせていただいて感謝している」と感慨深げ。さらに「この名前を大きくしていくために一生懸命頑張らないといけない」と部屋全体の成長を誓った。

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