歴代横綱が刻まれた石碑に師匠のしこ名確認し「凄い方」と恐縮 大器・大の里が野見宿禰神社で奉仕活動

2023年06月16日 14:57

相撲

歴代横綱が刻まれた石碑に師匠のしこ名確認し「凄い方」と恐縮 大器・大の里が野見宿禰神社で奉仕活動
野見宿禰神社の歴代横綱の石碑の前で清掃活動を行う幕下・大の里 Photo By スポニチ
 大相撲夏場所で幕下10枚目格付け出しでデビューした大器・大の里(23=二所ノ関部屋)ら相撲教習所の生徒らが16日、「相撲の神様」と呼ばれた野見宿禰(のみのすくね)が祀られている野見宿禰神社(東京都墨田区)で参拝と境内清掃を行った。教習所で学ぶ「相撲史」の講義の一環として実施され、新弟子に相撲と神事の関わりを認識させるとともに、落ち葉拾いなどの境内清掃で神域の環境浄化も目指している。この日は花籠教習所長(元関脇・太寿山)や教習所担当の親方、指導員に、教習所の力士約60人が参加した。
 清掃を精力的にこなした大の里は「両国の町をきれいにできたのはよかった。神社も行ったのでパワーをもらえたかな」と感想を述べ「(野見宿禰は)小さい頃から相撲の本に出ていた。(神社が)どこにあるのかとは思っていたが、いけてよかった」と話した。また歴代横綱が刻まれた石碑に、師匠の第72代・稀勢の里が刻まれているのを確認すると「すごいなとつくづく思います。すごい方なのでまねもしたいですし、今は超えられないけど、じっくり頑張っていきたい」と恐縮した様子だった。午前5時起床で茨城県から通う教習所生活も2週間が経過。「疲れて疲労こんぱいですが、気持ちいい疲労なので達成感ある。大学に戻った生活で、たくさん学ばせてもらって楽しいです」と充実した表情をのぞかせた。

 稽古では幕下を1場所で通過するなど猛スピードで番付を駆け上がる十両・伯桜鵬(落合)に3回ほど胸を出してもらい「ありがたいことです」と感謝の言葉を口にした。

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