相撲世界選手権へ「日本チーム一丸」「世界中の相撲を愛する選手と交流」…代表選手たちが決意表明

2023年08月25日 05:48

相撲

相撲世界選手権へ「日本チーム一丸」「世界中の相撲を愛する選手と交流」…代表選手たちが決意表明
世界選手権への意気込みを述べる女子中量級の長谷川理央。その他の代表選手らはオンラインで会見に参加した(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 世界相撲選手権大会の記者発表会見が24日、東京都新宿区の日本相撲連盟会議室で行われた。同大会は4年ぶりの開催で、10月7日~8日に東京都立川市のアリーナ立川立飛で熱戦が展開される。
 この日は、日本相撲連盟副会長の安井和男氏、同連盟国際委員長の奈良文彦氏、大会特別協賛の立飛ホールディングス執行役員スポーツプロデューサーで元NHKアナウンサーの刈屋富士雄氏とともに、女子中量級代表の長谷川理央(慶大2年)が出席。他11人のシニア日本代表選手たちはオンラインで会見に参加した。

 長谷川は19年の世界ジュニア選手権女子中量級で優勝しており、シニアの部では今回が初めての日本代表。「大会がなくて出場できなかったこの4年間、ひたすら世界一になるために稽古を続けてきましたので、なんとしても優勝できるように頑張りたい。日本チーム一丸となって、これまで先輩方が築き上げてきた歴史を受け継いでいきたいと思います」と意気込みを語った。

 昨年のワールドゲームズ女子無差別級銀メダリストで女子重量級代表の今日和(26=アイシン)は、自身3度目の世界選手権出場。国際相撲連盟の選手委員でもある立場から「世界中の相撲を愛している選手たちとの交流もしっかり行って、世界全体で盛り上がったらいいなと思います」と国際大会の意義についても言及した。

 昨年の全日本選手権準優勝の松園大成(25=長崎県教員)は、男子無差別級と団体戦に出場。昨年のアマチュアベスト選手であることから、5月14日に行われた日本代表選考会には出場せず“付け出し”として優先的に選出された。「代表に恥じないような相撲を取って、個人団体ともに優勝目指して頑張りたい」と力強く意気込んだ。

 男子軽重量級代表の三輪隼斗(28=ソディック)は16年~19年まで代表の座を守り続けており、ワールドゲームズも含めて今回が通算5度目の国際大会出場。「今のメンバーの中では私が一番代表歴長いです。しっかりチームを引っ張っていけるよう、世界一になれるよう頑張っていきたいと思います」とベテランらしく決意を込めた。18年大会の団体優勝に貢献した日本の守護神が、4年ぶりに世界の土俵を沸かせる。

 日本代表選手は以下の通り。
 ▽男子
軽量級(85キロ未満):奥 知久(日体大3年)
中量級(100キロ未満):龍山和彦(29=鹿児島・瀬戸内町役場)
軽重量級(115キロ未満):三輪隼斗(28=ソディック)
重量級(115キロ以上):草野直哉(日大4年)
無差別級:松園大成(25=長崎県教員)

 ▽男子団体戦
先鋒 草野直哉
中堅 松園大成
大将 五島雅治
交代 三輪隼斗

 ▽女子
軽量級(65キロ未満):山下寧々(静岡・焼津中央高2年)
中量級(73キロ未満):長谷川理央(慶大2年)
軽重量級(80キロ未満):奥山命(24=社会福祉法人あいむ)
重量級(80キロ以上):今日和(26=アイシン)
無差別級:久野愛莉(24=東洋警備保障)

 ▽女子団体戦
先鋒 今日和
中堅 角田那奈
大将 久野愛莉
交代 阿部なな

 ▽ジュニア男子(U18)
軽量級(80キロ未満):大倉義経(埼玉栄高2年)
中量級(100キロ未満):三橋条ノ真(鳥取城北高2年)
重量級(100キロ以上):西出大毅(和歌山商業高2年)
無差別級:野田典雅(和歌山・箕島高3年)

 ▽ジュニア男子団体戦
先鋒 斎藤忠剛
中堅 西出大毅
大将 野田典雅
交代 三橋条ノ真

 ▽ジュニア女子(U18)
軽量級(60キロ未満):服部亜豆紀(北海道・札幌市立向陵中3年)
中量級(75キロ未満):矢口愛利菜(大分・東九州龍谷高3年)
重量級(75キロ以上):阿部なな(新潟・新発田市立紫雲寺中3年)
無差別級:石井さくら(東京・足立新田高3年)

 ▽ジュニア女子団体戦
先鋒 矢口愛利菜
中堅 石井さくら
大将 阿部なな
交代 山下寧々

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