【高校ラグビー】関大北陽、創部11年目で初の花園切符「大阪の歴史を変えたい」思い結実

2023年11月12日 17:18

ラグビー

【高校ラグビー】関大北陽、創部11年目で初の花園切符「大阪の歴史を変えたい」思い結実
全国高校ラグビー大阪地区決勝<関大北陽・大産大付>初の花園出場を決めて歓喜の関大北陽フィフティーン(撮影・北條 貴史) Photo By スポニチ
 【全国高校ラグビー地区予選・大阪決勝   関大北陽41-7大産大付 ( 2023年11月12日    東大阪市花園ラグビー場 )】 第1地区の決勝で関大北陽が41―7で大産大付を下して優勝し、初の花園切符をつかんだ。大阪から初出場校が誕生するのは03年度の大阪朝鮮高以来、実に20年ぶり。梶村真也監督は「本当にうれしい。生徒たちが自分たちで頑張って達成してくれた」とフィフティーンを称えた。
 関大北陽ラグビー部は13年創部。前身の北陽時代にもラグビー部はあったが、部員数の減少により自然消滅したという。関大北陽中ラグビー部の生徒が高校に進学した13年に部が誕生し、東海大仰星(現東海大大阪仰星)出身の梶村監督が指揮を執った。

 当初の部員は26人。それが今は74人の大所帯となった。主将のNo・8永井玲雅(3年)は吹田RS出身で、高校進学の際には花園常連校からも誘いを受けたが「大阪の歴史を変えたい」と決意し、兄・玲慈が通った関大北陽に進んだ。同校にとって、地区予選の決勝に進んだのは今回が6度目。ついに壁を乗り越え、新たな歴史を刻んだ。

 全国での目標はベスト8以上に勝ち進むこと。永井は「関大北陽を全国でも知ってもらいたい」と抱負を語った。
 同校の野球部は春夏の甲子園大会に計14度出場し、サッカー部は73年度の全国高校選手権で優勝するなど部活動が盛ん。陸上部の男子は全国高校駅伝競走大会大阪府予選で優勝し、全国切符をつかんだ。同校OBにはプロ野球・阪神タイガースを率いる岡田彰布監督らがいる。
  

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