今平周吾が憧れの舞台で今季2勝目 「また賞金王が見えてきた」18、19年賞金王が賞金ランク3位に浮上

2023年11月12日 19:32

ゴルフ

今平周吾が憧れの舞台で今季2勝目 「また賞金王が見えてきた」18、19年賞金王が賞金ランク3位に浮上
<三井住友VISA太平洋マスターズ最終日>優勝トロフィーを手に笑顔を見せる今平周吾(撮影・会津 智海) Photo By スポニチ
 【男子ゴルフツアー 三井住友VISA太平洋マスターズ最終日 ( 2023年11月12日    静岡県・太平洋クラブ御殿場C=7262ヤード、パー70 )】 単独首位で出た18、19年賞金王の今平周吾(31=ダイヤゴルフ)が2バーディー、2ボギーの70で回り通算12アンダーで逃げ切り、開幕戦以来の今季2勝目、ツアー通算9勝目を挙げた。
 憧れの舞台を制した。序盤につけた2位との4打差は、終盤17番で1打差になった。最終18番パー5で今平は残り90ヤード第3打地点から、グリーンまで早歩きで傾斜を確認した。「普段はしない」という行動は、勝利への執念だった。この一打を6メートルのチャンスにつけて逃げ切り。ジュニア時代に何度も足歩運び、ダレン・クラーク(英国)やセルヒオ・ガルシア(スペイン)のプレーに目を輝かせたトーナメントでトロフィーを掲げた。

 開幕戦で優勝も、その後の約7カ月は勝利をつかめなかった。「今年は1ミリもチャンスはないな」と、賞金王を諦めかけたこともあった。この勝利で賞金ランクは9位から3位に浮上し、トップとの差は約3448万円。「この試合で勝てたのは大きい。また賞金王が見えてきた」と言った。今季残り3試合はすべて優勝4000万円の高額賞金大会で、さらに次戦のダンロップ・フェニックスは19年に制したトーナメントもある。勝負の終盤戦。31歳には2度賞金王に輝いた経験がある。

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