今平周吾 3W“二刀流”で単独首位浮上 林対策1Wなしで上々65 Vなら一気に賞金王レース参戦

2023年11月12日 04:45

ゴルフ

今平周吾 3W“二刀流”で単独首位浮上 林対策1Wなしで上々65 Vなら一気に賞金王レース参戦
8番、ティーショットを放つ今平(撮影・会津 智海) Photo By スポニチ
 【男子ゴルフツアー 三井住友VISA太平洋マスターズ第3日 ( 2023年11月11日    静岡県 太平洋クラブ御殿場C=7262ヤード、パー70 )】 前日にサスペンデッドとなった第2ラウンド(R)の残りと第3Rが行われ、第3Rで6バーディー、1ボギーの65をマークした今平周吾(31=ダイヤゴルフ)が通算12アンダーで単独首位に浮上した。18、19年賞金王が3Wの“二刀流”で開幕戦以来の今季2勝目、ツアー通算9勝目を狙う。2打差の2位には初優勝を目指す吉田泰基(25=東広野ゴルフ倶楽部)が続いた。
 今平のキャディーバッグに1Wは入っていない。林にセパレートされた難コースに、異例の3W2本態勢で挑んでいる。「ティーショットをフェアウエーに置けているので組み立てがしやすい」。狙い通りに、最高の位置で最終日を迎える。

 早朝から前日の残り3ホールを回り終えると、第3Rでその勢いが増す。3つ伸ばして前半を折り返すと、16番でフェアウエーから第2打を1・5メートルに寄せて6つ目のバーディーを奪った。3日間のフェアウエーキープ率は約69%ながら、数字に表れない大きなミスがないことで、ボギーはここまでわずか2つ。昨年から使うコブラ製の3Wはキャリー約260ヤード、新たに入れたヤマハ製の3Wは同275ヤードと飛距離が出る。この二刀流で安定性を優先させた決断が功を奏している。

 現在の賞金ランクは9位で、トップとは約7212万円差。今大会を制して優勝賞金4000万円を加算できれば、一気に賞金王レースに加わる。「まだ何も考えていなくて、今の段階では今週の優勝が目標」。18年から2季連続賞金王に輝いた実力者が、今季2勝目を射程圏に捉えた。

 ≪吉田初優勝へ イーグル締め≫ツアー初優勝を目指す吉田が18番をイーグルで締め、首位と2打差の好位置で最終日を迎える。16番でダブルボギーを叩きながら、最終ホールで残り265ヤードを3Wで2メートルに2オンさせる起死回生の一打。「めちゃくちゃ近くてびっくり。凄いっすねって感じでした」と笑った。兵庫出身ながら、日大時代にゴルフ部の拠点として過ごした静岡は第二の故郷という。25歳は「思い入れがあるので静岡で勝てるようにしたい」と語った。

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