アメフト関大 甲子園を諦めない 京大下して自力V復活 「関関戦」でミラクル狙う

2023年11月12日 18:54

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アメフト関大 甲子園を諦めない 京大下して自力V復活 「関関戦」でミラクル狙う
関大QB須田 Photo By スポニチ
 【関西学生アメリカンフットボール1部リーグ   関大34―10京大 ( 2023年11月12日    万博記念競技場 )】 関大が生き残った。勝てば、最終節(26日)の「関関戦」に優勝の可能性を残せる京大戦。堅さの見えた前半こそ10点ビハインドを背負ったものの、オフェンスのドライブが流れを引き寄せる。第2Q0分50秒にQB須田啓太(3年)が決めた24ヤードTDパスが反攻の合図。FG成功で10―10として折り返し、後半はRB小野原啓太(4年)のランがオフェンスの推進力になった。
 「(第3Qの)TDで自信がついて、その後、いい感じでプレーできた。昨日で、首の皮一つつながったので、これからの2週間は死ぬ気で努力したい」

 小野原の視線は、もう次の試合に向いていた。関大は11日の関学大―立命大をスタンド観戦。自分たちが敗れた立命大に関学大が勝ったことで、息を吹き返した。モチベーションが上がらないはずがない。

 「立命に負けた後、気持ちを切り替えるのに時間がかかったけど、こっちは一度負けている身なので、失うものは何もない。せっかく(優勝と甲子園ボウル出場に)挑戦できるのだから、何か残してやろうと思う」

 須田の決意表明が頼もしい。とにかく、関大が関学大を下すのが絶対条件。そのうえで、25日の立命大―京大戦で、立命大が勝てば3校優勝(全日本選手権出場は抽選で決定)、引き分けか負けなら、6勝1敗で関大と関学大が並び、直接対決の結果が優先され、関大が選手権に進む。譲れない戦い。須田のタクトが「ミラクル甲子園」を演出する。

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