豊昇龍から霧島へ 力水が本来の形式へ 九州場所初日 3大関がそろって白星発進は3年ぶり

2023年11月12日 20:16

相撲

豊昇龍から霧島へ 力水が本来の形式へ 九州場所初日 3大関がそろって白星発進は3年ぶり
<大相撲九州場所・初日>豊昇龍は正代を突き出す(撮影・中村 達也) Photo By スポニチ
 【大相撲九州場所初日 ( 2023年11月12日    福岡国際センター )】 新型コロナの感染症対策で、形式的に行ってきた力水が今場所から本来の形へ戻った。先月29日、九州場所へ向け、多くの力士が同じ列車で福岡へ移動した相撲列車の4年ぶり復活に続き、コロナ前の日常は角界にも戻りつつある。
 打ち出し前、正代(32=時津風部屋)を右のど輪から突き出した大関・豊昇龍(24=立浪部屋)は、続いて土俵へ上がった同じモンゴル出身の大関・霧島(27=陸奥部屋)へ力水をつけた。その霧島も宇良(31=木瀬部屋)を寄り倒し、夏場所での大関昇進後、継承した師匠のしこ名にゆかりのある九州場所で初めて勝ち名乗りを受けた。

 貴景勝(27=常磐山部屋)だけでなく、モンゴル出身の両大関も白星発進。「初日が一番大事。勝ち負けを考えずに自分の相撲を取っていきたい」と霧島は意気込みを語った。豊昇龍も先場所すくい投げで屈した雪辱を果たし、「集中してやりました。初日だし、いい流れを作りたかった」と振り返った。3大関が初日にそろって白星を挙げるのは2020年11月場所以来(4大関を除く)だった。

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