西郷真央 夢の米ツアー挑戦へ弾み コースレコードタイ63で19位から首位浮上 今季初V王手

2023年11月12日 04:45

ゴルフ

西郷真央 夢の米ツアー挑戦へ弾み コースレコードタイ63で19位から首位浮上 今季初V王手
18番、ラウンドを終え笑顔を見せる西郷(中央)(撮影・西尾 大助) Photo By スポニチ
 【女子ゴルフツアー 伊藤園レディース第2日 ( 2023年11月11日    千葉県 グレートアイランドC=6741ヤード、パー72 )】 19位から出た西郷真央(22=島津製作所)がボギーなしの9バーディーでコース記録に並ぶ63をマークし、通算12アンダーで首位に立った。今季初、ツアー通算6勝目を飾り、月末からの米ツアー最終予選会に弾みをつける。2打差の2位に65を出した鈴木愛(29=セールスフォース)、68の小祝さくら(25=ニトリ)70の三ケ島かな(27=ランテック)がつけた。
 1年かけて調整してきたことがようやく実を結ぼうとしている。西郷にとって63はコース記録に並ぶとともに自己ベストタイのビッグスコア。「安定したプレーができて数字につながった」と納得の表情で振り返った。

 2番で5メートルを沈めたのを皮切りに5番まで4連続バーディー。その後、2つ伸ばした後、16番からは3連続バーディー締め。最後も5メートルをきっちり入れた。この試合からパターを以前に使用したものに戻した。最近まで使っていたパターはセットアップのところで違和感があったが、使い慣れたもので「良いストロークができている」と確信が持てたという。

 パターに限らず今は14本全てに自分の理想を追求している。それは、米ツアー挑戦という目標があるからだ。昨年の段階で今年の予選会に臨むことを決意。世界ランク75位以内の資格で30日からの最終予選会に出場する。「アメリカで戦いたい気持ちがずっとあって、いろいろなことを調整してきた」。スイングを改造し、クラブも「今ははまっている」と臨戦態勢は整った。

 同じ千葉出身で仲の良い稲見はTOTOジャパンクラシックの優勝で一足先に米ツアー挑戦権を得た。「私もついて行けるように」と新たな刺激を得た。

 昨季は5勝したが、今季はまだ優勝はない。それも全ては夢への準備期間。「まずはしっかり自分のプレーに集中することが優勝への近道だと思う」。積み上げたものが正しいと確信するためにも1年半ぶりの勝利を目指す。

 ≪鈴木愛 体調「悪い」2差2位≫鈴木が首位と2打差の2位に浮上した。しかし、ラウンド後はかすれた声で「むっちゃ風邪をひいている。(体調は)すこぶる悪い」と明かした。8バーディーを量産も「ぼーっとしてたら終わってた」と苦笑い。体調が悪いときは「(好スコアか、叩くか)どっちかに振り切っている」という。19年大会優勝の実力者は、良い方へ結果を出すためにも「なるべく早く寝ます」と言って引き揚げた。

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