「芯化」遂げた〝シン・ゼクシオ〟

2023年11月24日 05:00

ゴルフ

「芯化」遂げた〝シン・ゼクシオ〟
(左から)「ゼクシオ 13」、「ゼクシオ エックス」 Photo By 提供写真
 ダンロップスポーツマーケティングは「ゼクシオ」ドライバーのニューモデルを12月9日から販売する。ラインアップは、やさしく、高弾道で気持ちよく飛ばせる「ゼクシオ 13」と、しっかり振り切れて強弾道で飛ばせる「ゼクシオ エックス」の2機種。芯を広げる新技術「BiFLEX FACE」(バイフレックス フェース)と、進化した〝飛びの翼〟New「ActivWing」(ニューアクティブ ウイング)でボールスピードがアップしている。
 2つの新機能が「ゼクシオ」をさらに進化させた。

 「BiFLEX FACE」はセンターからオフセンターにかけてのショット時のフェースとボディーのたわみを大きくすることで、高初速エリアを拡大させた新開発テクノロジーだ。トーからヒールにかけて外周部の剛性をフローさせ、全てのポジションの剛性を最適化。高反発エリアは従来モデル比で「13」が125%、「エックス」が143%に拡大した。その効果を分かりやすく例えれば「トランポリン」。最適化された強固なエッジ(トランポリンのフレームに相当)がフェース(同・布に相当)にかかったパワーをしっかり受け止めることでボールを大きく跳ね返す。

 クラウン部に設けた凸部を2段式にしたNew「ActivWing」は、ヘッドのブレを抑制し飛びのパワーをチャージする。トップからダウンスイング前半にかけて、ヘッドには「遠心力」の影響でトーダウンなどのブレが生じるが、新1Wは遠心力と逆方向に発生する「空力」をコントロールし、ヘッドの挙動を安定させる。その効果により、ダウンスイング後半からインパクトにかけてフェース角と打点が安定。より芯でとらえやすくなっている。

 菅沼菜々(23=あいおいニッセイ同和損保)は「ゼクシオ エックス」ドライバーを投入した10月の「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」でいきなりツアー通算2勝目を挙げた。「肉眼で初速の違いを感じて凄いと思いました。それでいて最初から自分が思っていたような球筋が打てて、振りやすさも完璧」と新たな相棒に全幅の信頼を置いている。

 同じ「エックス」を使っている青木瀬令奈(30=リシャール・ミル)は先週の大王製紙エリエール・レディースで通算5勝目を飾るなど、「13」とともに女子ツアーでも注目のクラブになっている。メーカー希望小売価格はいずれも9万2400円。

 ○…2機種とも、1Wに加えFW、ハイブリッド、アイアンのニューモデルを同日に販売する。FW、ハイブリッドは「BiFLEX FACE」とともに、ソール内部のフェース側付近下部をくり抜いて大砲型に設計した「New CANNON SOLE」(ニューキャノンソール)を採用。より遠くのターゲットを高く、強い弾道で狙えるクラブとなっている。アイアンは「13」がチタンフェースの4ピース複合構造、「エックス」は鍛造フェース3ピース複合構造。ともに低重心設計とフェースのたわみにより、高く、大きな飛びを実現している。

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