21歳・大昇龍が三段目優勝「北ハリ磨さんのように次も優勝争いしたい」37歳の兄弟子から刺激

2023年11月24日 15:32

相撲

21歳・大昇龍が三段目優勝「北ハリ磨さんのように次も優勝争いしたい」37歳の兄弟子から刺激
<九州場所13日目>西田(右)を送り出しで破り、三段目優勝を決めた大昇龍(撮影・成瀬 徹) Photo By スポニチ
 【大相撲九州場所13日目 ( 2023年11月24日    福岡国際センター )】 三段目優勝を懸けた全勝対決は、幕下中位の経験もある西62枚目の大昇龍(21=山響部屋)が西田(19=二所ノ関部屋)を下して自身初の各段優勝を決めた。
 立ち合いから突っ張られて後退したが、左からうまくいなして体を入れ替えると後ろについて送り出し。取組前は「めちゃくちゃ緊張していた」というものの「土俵に上がったら落ち着けた。相手がよく見えてました」と冷静に対処した。

 自己最高位の東幕下38枚目だった名古屋場所の6番相撲で右肘を亜脱臼。秋場所は全休し上半身のトレーニングができない分、下半身の強化に励んだ。「安定している気はします」とその効果を実感し、1場所での幕下返り咲きを確実とした。

 この日、幕下全勝対決に惜しくも敗れて優勝を逃した北ハリ磨(37)は部屋の兄弟子。「お互い頑張っていこうというのはありました。北ハリ磨さんのように次も優勝争いしたいですね」。先場所三段目を制した北ハリ磨のように、2場所連続で各段優勝争いに絡むことを来場所の目標に見定めた。

 ◇大昇龍 知義(だいしょうりゅう・はるちか)本名=茂司知義。2002年(平14)11月3日生まれ、兵庫県姫路市出身の21歳。亀浜道場で小3から相撲を始め、飾磨東中、箕島高を経て山響部屋に入門。21年春場所初土俵。同場所は前相撲は行われず、夏場所の序ノ口から本名の「茂司」のしこ名でデビュー。今年春場所、大昇龍に改名。1メートル77、113キロ。

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