95キロの小兵・東俊隆が幕下4場所目で初勝ち越し「5番、6番勝ちたかった」来場所へ課題は増量

2023年11月24日 20:42

相撲

95キロの小兵・東俊隆が幕下4場所目で初勝ち越し「5番、6番勝ちたかった」来場所へ課題は増量
<九州場所13日目> 押し出しで竜勢(左)を破る東俊隆 (撮影・成瀬 徹) Photo By スポニチ
 【大相撲九州場所13日目 ( 2023年11月24日    福岡国際センター )】 東幕下36枚目の東俊隆(24=玉ノ井部屋)が竜勢(37=伊勢ノ海部屋)を下して4勝目を挙げ、幕下4場所目で初めての勝ち越しを決めた。
 胸から当たって突っ張って先手を取り、相手の右腕を手繰って崩してからさらにもろ手で突いて押し出し。身長1メートル73、体重95キロの小兵ながら、正面から激しく攻めて40キロ以上重い相手に快勝。「今年最後の締めくくりなので悔いが残らないように」と攻めの姿勢に徹した。

 春場所で三段目優勝を果たして幕下15枚目以内まで一気に番付を上げたが、そこから3場所連続負け越し。幕下の壁に当たり「前に出る力をつけて引かない相撲を」とぶつかり稽古で兄弟子の東龍(36)らの胸を借り、取り口の改善に努めた。今場所前には木瀬部屋へ出稽古し、元関脇の若隆景(28=荒汐部屋)とも申し合いを行って互角に渡り合うなど自信を深めてきた。

 それだけに、幕下で初めての勝ち越しを決めても喜ぶ様子はほとんどなし。4勝という成績がもの足りないようで「うれしいけど悔しい気持ちの方が強い。5番、6番勝ちたかった」と反省した。
 「この体重だとギリギリ勝ち越せても軽量を突かれてしまう」と幕下で勝つ難しさを痛感。「来場所までには5キロ増やしたい」とまずは100キロ超えを目標に掲げた。

おすすめテーマ

2023年11月24日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム