巡業初日からアクシデント。霧島、貴景勝の2大関が体調不良訴え朝稽古を休む

2023年12月03日 18:25

相撲

巡業初日からアクシデント。霧島、貴景勝の2大関が体調不良訴え朝稽古を休む
九州場所では霧島(右)が突き落としで貴景勝を下していた Photo By スポニチ
 大相撲の冬巡業が3日、熊本県八代市で始まり、大関の霧島(陸奥部屋)と貴景勝(常盤山部屋)がともに体調不良で朝稽古を休んだ。
 24日まで14会場を回る冬巡業。九州場所千秋楽から1週間後とあって、全体的な番数は少なかったが、公開稽古が行われた土俵に2大関が不在だった。九州場所優勝の霧島と貴景勝は、この日朝に体調不良を訴え、市内の病院で検査を受けた。巡業部の若松副部長(元幕内・朝乃若)によると2大関は37度の熱はあったものの、インフルエンザ、新型コロナウィルスの検査には「陰性」を示したという。

 同副部長は「取組に入るかどうか、意向を確認したところ、ともに“入ります”とのことだった」と説明。大事には至らなかったが、千秋楽結びを取った東西の大関が稽古場に現れないアクシデントに見舞われた。

 病院から戻ってきた2大関は午後の土俵入りと取組には参加。取組は結びで対戦し、霧島が寄り切りで勝利した。午後になって回復の兆しは見せ霧島は「大丈夫か」との問いに「はい」とうなづいたものの顔色はどことなく良くない。一方、貴景勝は「(昨日の)バスが同じだったが、つらそうだった。病院から帰ってきても医務室で静養させた」と若松親方が明かすように体調の悪さがうかがえた。

 この日始まった冬巡業は12月24日の栃木市まで九州や中四国など14会場を回る。若松副部長は2大関の今後について「あした(4日菊陽町)も様子を見ないと分からない」と話した。

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