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石川遼 「アレ」見えた今季自己最少62猛チャージ!大会3勝目へ2差3位浮上

2023年12月03日 04:40

ゴルフ

石川遼 「アレ」見えた今季自己最少62猛チャージ!大会3勝目へ2差3位浮上
18番でパーセーブしガッツポーズを見せる石川遼(撮影・西尾 大助) Photo By スポニチ
 【男子ゴルフツアー 日本シリーズJTカップ第3日 ( 2023年12月2日    東京都 東京よみうりCC=7023ヤード、パー70 )】 9位から出た石川遼(32=CASIO)が1イーグル、7バーディー、1ボギーの内容で、今季自己最少の62をマークし、通算11アンダーの3位に浮上した。首位の中島啓太(23=フリー)、蝉川泰果(22=フリー)と2打差。最終日は最終組から逆転で今季初勝利、ツアー19勝目、史上7人目となる大会3勝目を目指す。
 石川のスーパーショットに大歓声がとどろいた。1つ伸ばして迎えた3番。残り135ヤードから9Iで放った第2打はピン手前10ヤードに着弾。グリーン上を転がりカップに収まった。「カップは狙っていなかった。思ったより3ヤードキャリーが出たのでカップに届いた。ラッキーだった」。石川はボールを拾い上げた右手を高々と掲げた。

 ショットインイーグルで波に乗ると、パットがさえる。4メートルを沈めた5番から3連続バーディー。12番では20メートルのフックラインをねじ込むなど合計23パットで収めた。17番パー5は2オンに成功し、イーグル逃しのバーディー。大会自己最少タイ、今季自己最少の62を叩き出し「完璧に近い内容。90点くらい」と胸を張った。

 10月の米ツアーZOZOチャンピオンシップ(千葉)で日本勢最高4位に入った。ただ「バーディーは取れたけど、ミスが多かった」と感触は良くなかった。特にアプローチに不満を抱え、優勝争いに絡めなくなった。しかし、この日はグリーンを外したホールも寄せワンでしのぐなど小技も支えに猛追した。

 最終日最終組はツアーで過去33回あり、うち14回で優勝。最終組からの逆転Vは3回。今回は賞金王の中島、賞金ランク3位の蝉川と同組で争う。勝てば自身5回目の年間獲得賞金1億円突破となる。「明日後半に“アレ”を争えるところにいたい」。プロ野球・阪神の岡田彰布監督が流行させた言葉を使い、15、19年に続く大会3勝目に意欲を示した。

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