【柔道GS東京大会】男子60キロ級・永山竜樹がパリ五輪代表へ前進V!高藤との因縁直接対決、延長制した

2023年12月03日 19:24

柔道

【柔道GS東京大会】男子60キロ級・永山竜樹がパリ五輪代表へ前進V!高藤との因縁直接対決、延長制した
<柔道グランドスラム東京大会最終日>男子60キロ級決勝、敗れた高藤直寿(左)は優勝した永山竜樹を祝福する(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 柔道のグランドスラム東京大会第2日は3日、東京体育館で男女計8階級が行われ、男子60キロ級決勝で21年東京五輪金メダリストの高藤直寿(30=パーク24)と元世界ランキング1位の永山竜樹(27=SBC湘南美容クリニック)が対戦。永山が勝利し、24年パリ五輪代表に大きく前進した。
 17~19年の3年間、常に世界選手権に同時出場してきた2人。ともに順当に勝ち上がり、直接対決で意地と意地がぶつかり合った。途中で高藤が流血し4分の間に2度、試合が止まる中、永山は集中を切らさなかった。

 高藤が指導1のまま延長に突入した直後だった。高藤が潜り込み仕掛ける中、永山が逆転の背負い投げ。優勝を決め「(東京五輪に出場できず、その後も)本当に苦しい期間が続いたが、やっとここまで来られた」と一息ついた。前回の東京五輪では代表争いで敗れた因縁の相手。22年GSパリ、アジア大会、そして今年のマスターズと金メダルを奪い世界3位で迎えた今大会。悲願の五輪代表へ、持てる力を出し切った。

 ◇永山 竜樹(ながやま・りゅうじゅ)1996年(平8)4月15日生まれ、北海道美唄市出身の27歳。4歳で競技を始め、中学から親元を離れて愛知・大成中高に進学。中3で全日本カデ50キロ級優勝。東海大に進学し15年世界ジュニア優勝。17~19年、21年の世界選手権に出場し、18、19年に銅メダルを獲得。SBC湘南美容クリニック所属。1メートル58。右組み。得意技は背負い投げ。

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