【全日本相撲選手権】金沢学院大の池田俊がアマチュア横綱!叔父は元関脇・栃乃洋 卒業後の進路は…?

2023年12月03日 20:19

相撲

【全日本相撲選手権】金沢学院大の池田俊がアマチュア横綱!叔父は元関脇・栃乃洋 卒業後の進路は…?
全日本選手権の入賞者(左から)2位・ブフチョローン、優勝・池田俊、3位・石崎涼馬、3位・草野直哉 Photo By スポニチ
 第72回天皇杯全日本相撲選手権大会が3日、東京・両国国技館で行われた。この大会はアマチュア日本一を決める最高峰の大会。今年の各種大会で好成績を収めた社会人29人、大学生37人、高校生2人の計68人が参加した。従来の4人1組による予選リーグ方式が4年ぶりに復活。厳選された精鋭によるレベルの高い熱戦が展開された。
 金沢学院大4年の池田俊が頂点に立ち、アマチュア横綱を獲得した。予選を3戦全勝で勝ち上がると、決勝トーナメント3回戦ではワールドコンバットゲームズ無差別級金メダリストの三輪隼斗(29=ソディック)を撃破。学生横綱の草野直哉(日大4年)を準決勝で破って勝ち上がってきたブフチョローン(日体大3年)と決勝で顔が合った。11月の全国学生相撲選手権準決勝でも対戦して勝っており「良いイメージのまま思い切りいこうと思った」と、互いに得意とする左四つからまわしは取れなかったが力強いすくい投げで制した。

 金沢学院大の選手として初めてのビッグタイトル獲得。歴史に名を刻む快挙に「やってやったなという感じ」と誇らしげだった。金沢学院大は昨年の全日本大学選抜金沢大会で初めての団体優勝、今年の全国学生選手権で初の3位入賞を果たすなど躍進が続いている。「自分が優勝して、後輩たちも学生横綱やアマチュア横綱と続いて、強豪校みたいになっていければなと思います」。相撲王国・石川県の誇りを胸に、大学の名を全国に轟かせた。

 池田の叔父は、大相撲の竹縄親方(元関脇・栃乃洋)。叔父譲りの左四つを武器にアマチュア横綱に輝いた。卒業後の進路については具体的には明言せず、実業団で続けていく意向を示した。


 ▽決勝トーナメント3回戦
薄勇樹(35=福島県) 突き落とし 中島望(27=日大職員)
池田俊(金沢学院大4年) 押し出し 三輪隼斗(29=ソディック)
石崎涼馬(23=滋賀県) 不戦 ソソルフー(19=鳥取県)
川上竜昌(日大3年) 上手投げ スフバット(専修大3年)
竹内宏晟(24=三重県) 突き落とし 三田大生(近大4年)
草野直哉(日大4年) 押し出し 古川晴貴(28=日本通運)
五島雅治(拓大3年) 寄り切り 川渕一意(日大4年)
ブフチョローン(日体大3年) 送り出し 大森康弘(金沢学院大2年)

 ▽準々決勝
池田俊 押し出し 薄勇樹
石崎涼馬 寄り切り 川上竜昌
草野直哉 寄り切り 竹内宏晟
ブフチョローン 上手投げ 五島雅治

 ▽準決勝
池田俊 はたき込み 石崎涼馬
ブフチョローン 上手投げ 草野直哉

 ▽決勝
池田俊 すくい投げ ブフチョローン

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