【柔道GS東京大会】女子63キロ級・高市未来が3大会連続五輪へ大きな優勝 新鋭・山口を延長で退ける

2023年12月03日 19:41

柔道

【柔道GS東京大会】女子63キロ級・高市未来が3大会連続五輪へ大きな優勝 新鋭・山口を延長で退ける
<柔道グランドスラム東京大会最終日>女子63キロ級決勝、優勝した高市未来(右)は山口葵良梨と握手をする(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 【柔道グランドスラム東京大会最終日 ( 2023年12月3日    東京体育館 )】 24年パリ五輪の日本代表選考会を兼ねる女子63キロ級決勝で、五輪2大会連続代表の高市未来(29=コマツ)と山口葵良梨(22=国士舘大)が対戦。高市未来が延長で勝利を収め、パリ五輪代表内定に大きく前進した。
 怖いものなしで向かってくる山口に、少し押され気味だった高市。しかし、2大会連続で五輪の大舞台を経験している29歳は冷静だった。4分では決着がつかず延長へ。そこでも勢いよく技を仕掛けてくる山口をうまく受け止め、しっかりと狙っていた。そして自ら仕掛け体勢を崩した山口を抑え込み。しっかりと決めて、パリ五輪切符へ大きく前進する優勝を決めた。

 準々決勝では、22年世界選手権優勝の堀川恵(パーク24)との“直接対決”。高市がゴールデンスコアの延長戦の末、相手指導3による反則勝ちで準決勝進出を決めた。このまま今大会を制せばパリ五輪代表に内定することが確実視されている中で大きな勝利となった。

 高市(旧姓・田代)にとって五輪は2大会連続出場も個人戦でメダルなし。一時は引退も考えたが、22年10月末の講道館杯で復活優勝を果たし、11月1日には元強化選手の高市賢悟さん(29)と結婚。夫婦二人三脚で3度目の五輪へと再出発していた。

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