【柔道GS東京大会】男子100キロ級で飯田健太郎が2回戦敗退「情けない」パリ五輪代表入りは絶望的

2023年12月03日 11:07

柔道

【柔道GS東京大会】男子100キロ級で飯田健太郎が2回戦敗退「情けない」パリ五輪代表入りは絶望的
<柔道グランドスラム東京大会第2日>男子100キロ級2回戦、敗戦しうなだれる飯田健太郎(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 【柔道グランドスラム東京大会最終日 ( 2023年12月3日    東京体育館 )】 24年パリ五輪の日本代表選考会を兼ねる男子100キロ級2回戦で、飯田健太郎(旭化成)がゴールデンスコアの延長戦の末に一本負けを喫して敗退した。代表候補選手が軒並み低迷する男子100キロ級の中で、わずかながら選考レースをリードしていた飯田だが、あっけない早期敗退でパリ切符獲得は絶望的な状況となった。
 1回戦は難なく突破した飯田だが、2回戦は序盤は主導権を握りながら、徐々に組み手で相手に距離を取られ、技を仕掛けられず。互いに指導1ずつで迎えた延長28分、支え釣り込み足で畳に転がされ、天を仰いだ。

 試合後、放心状態でミックスゾーンに現れた飯田は、「不甲斐ない、情けない。弱いなと素直に思う」と敗戦を受け入れるしかなかった。3年連続で出場した5月の世界選手権でも2回戦敗退。「代表選考において重要な大会と意識していた」というが、あっさり敗退。「自分では五輪でいい成績を収められないと強く感じた」とうなだれた。

 神奈川県出身の飯田は、東京・国士舘高3年だった17年2月のGSパリ大会で優勝。切れ味抜群の内股を武器とし、100キロ級の次世代を担う選手として嘱望されたが、東京五輪代表入りはかなわず。心機一転目指したパリ五輪代表入りも、厳しい状況に追い込まれた。

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